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濱嘉之おすすめ作品10選をご紹介~迫力と臨場感溢れる描写~

強烈な迫力で魅了する、濱嘉之氏のおすすめの作品10選をご紹介させていただきます。

大学卒業後、警視庁の巡査を皮切りに、警備部、公安部、警察庁警備局などを経験し、2004年に警視庁の警視で退官しています。

そして、2007年に「警視庁情報官」という作品で作家デビューを果たします。

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濱嘉之おすすめ作品10選をご紹介~迫力と臨場感溢れる描写~

デビュー作品はリスクマネジメントを兼ねた国会議員の秘書をやっていた時、片道1時間半かかる通勤電車の行き帰りの時間で、3ヶ月間かけて仕上げたとのことです。

作品のストーリーはプロファイリングと同じで、事件を上から見ることにより、ストーリーが出来上がっていくのだそうです。

「世のため、人のため」という気持ちが今も昔も変わることなく、常に心の根底にあり、モットーとして持ち続けているようです。

そんな濱嘉之氏のおすおすすめの作品10選をご紹介させていただきますので、お楽しみください。

『警視庁情報官 シークレット・オフィサー』

警視庁情報官シリーズの第一弾であり、警視庁情報室が出来上がるまでの過程と、エース情報官の活躍を描いた話です。

警視庁が秘密裏に組織した、情報部門のプロ集団である警視庁情報室の面々が政・財・官に絡む、世界的な宗教団体の疑惑解明に挑んでいきます。

ここがポイント

元警察官の濱氏ですので、警察組織内の仕組みや人々の思惑、外部との関わりについての描写がとてもリアルに綴られています。

最後まで飽きることなく読める作品です。

『警視庁公安部・青山望 完全黙秘』

警視庁公安部・青山望シリーズの第一弾であり、財務大臣を射殺した犯人の完全黙秘から始まる話です。

犯歴も指紋データにもヒットしない犯人は身元不明のまま起訴されます。

そしてそれが、政治家と暴力団、芸能界までもが絡み合う壮大な戦後の闇に発展していくのです。

ここがポイント

その闇に挑んでいく、警視庁公安部警部の青山望の勇姿にハマってしまう作品です。

『列島融解』

東日本大震災以降の原発問題を絡めた、壮大な政治経済に関わる話です。

衆議院議員が主人公で、原発問題に限らず、エネルギー問題なども描かれています。

ここがポイント

虚実が入り混じるフィクションですが、設定はとことんリアルであるため、現実味がタップリで楽しめます。

エネルギー問題と政治の絡み合いが良く分かる作品です。

『警視庁公安部・青山望 政界汚染』

警視庁公安部・青山望シリーズの第二弾であり、次点から繰り上げ当選した参議院議員の周辺で次々と関係者が死亡する話です。

ここがポイント

事件の解明のため、青山、大和田、藤中、龍の同期カルテットが警察の威信をかけ、挑んでいきます。

暴力団、選挙ブローカー、中国の通信会社、様々な内面の闇を暴いていきます。

ワクワク、ドキドキ感が味わえる作品です。

『警視庁公安部・青山望 機密漏洩』

警視庁公安部・青山望シリーズの第四弾であり、チャイニーズマフィアの抗争が中国国内の権力闘争にまで繋がる話です。

長崎、六本木、新宿、琵琶湖で起こったそれぞれの事件が、最終的には繋がっていく展開になっています。

やはり日本の技術は世界に誇れる素晴らしいものだと思いますが、中国の狡猾さには恐怖を覚えてしまいます。

ここがポイント

現実の中からフィクションが生まれたような作品です。

『警視庁公安部・青山望 頂上決戦』

警視庁公安部・青山望シリーズの第七弾であり、日本公安警察VS中国マフィアの話です。

事件のきっかけは初冬の温泉郷で発生した、ふぐ毒のテトロドトキシンによる殺人から始まります。

日本最大の暴力団分裂騒動も絡み、混乱を背景に事件は進んでいきます。

ここがポイント

フィクションとノンフィクションの境目が分からなくなってしまう作品です。

『ヒトイチ 内部告発警視庁人事一課監察係』

ヒトイチ警視庁人事一課シリーズの第三弾であり、警察の中の警察、監察係に絡む3編からなる短編集です。

ひき逃げ事案の身代わり出頭疑惑、公安の裏金問題、さらにはパワハラまでと内部事情が良く分かります。

どの話も実際に起きたようなリアルな内容であり、警察内部はこんなに問題がてんこ盛りなのかとあきれてしまいます。

ここがポイント

隙を見せれば付け込まれてしまうことを知らされた、作品です。

『院内刑事』

警視庁公安総務課のOBである、廣瀬が病院内で起きる様々なトラブルの対処を一手に担う話です。

ここがポイント

大病院でのリスクマネジメントという新たな視点で一人のヒーローがベースに描かれています。

彼は病院内で起きる様々な問題、モンスターペイシェントや院内暴力、セクハラなどに対応し、解決していきます。

スッキリした気分が味わえる作品です。

講談社
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『カルマ真仙教事件 上・中・下』

新興宗教であるカルマ真仙教と警視庁公安部の戦いを描いた話です。

ここがポイント

宗教団体が行った一連のテロについて、捜査側(公安)からの視点で描かれていて、興味をそそられます。

推測できる、固有名詞や事件の話が出る都度、当時ニュースで観た映像やドキュメンタリー番組を思い出してしまい、被害者の痛ましい姿を思い出してしまいます。

過ぎ去った平成の悲惨な事件を思い起こさせる、忘れてはならない作品です。

『警視庁公安部・青山望 最恐組織』

警視庁公安部・青山望シリーズの最終巻であり、東京マラソンや浅草三社祭で起きる殺人事件から始まる話です。

発端は覚せい剤を使用した殺人事件であり、内幕は、日本の政治家が絡んで、暴力団、中国、韓国、ロシアの裏組織まで入り乱れれての利権争いに発展していきます。

ここがポイント

このシリーズは事件の解決を楽しむことは勿論なのですが、解決に至るまでの青山と同期カルテットの活躍の過程も同じくらい楽しめたように思います。

素晴らしいシリーズ作品であったと思います。

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まとめ

浜嘉之氏の作品はいかがでしたでしょうか。

警察組織の内部にまで切り込んだ描写を堪能していただけましたでしょうか。

まだ、読んでいない作品がありましたら、是非、この機会に読んでみてください。

あなたの警察に対する見方が変わるかもしれません。

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