沢山のミステリー小説を執筆している赤川次郎氏、その中でも厳選した10選をご紹介させていただきます。
シリーズものを数多く執筆していて、その当時のベストセラーを独り占めしていました。
書店に行けば赤川次郎、新聞・雑誌の広告は赤川次郎と数多くの作品を残していて、現在でも大変人気があります。
[厳選]赤川次郎のおすすめミステリー小説10選
赤川次郎氏の描くジャンルはミステリーだけにとどまらず、恋愛もの、ホラーもの、青春ものと多彩にわたっています。
今回は数ある作品の中でも、特に厳選したミステリー小説10選をご紹介させていただきます。
1、三毛猫ホームズの推理
赤川次郎氏の数あるシリーズの中でも、三毛猫ホームズシリーズは絶大な人気があるのはご存知のことと思います。
さて、タイトルの作品は一匹と一人(ホームズという牝の三毛猫と刑事である独身男の片山)が、事件を解決していく話です。
ここがポイント
豪快なトリックや密室の謎も扱っていて、子供から大人まで幅広く楽しめる作品になっています。
2、セーラー服と機関銃
ヤクザの組長であった父親が殺された後、跡目を継ぐことになった高校生の娘が、父親を殺害した相手に復習をする話です。
ここがポイント
予想を裏切る展開で、決して薄っぺらな話ではなく、追い詰められる緊迫感が実感できます。
映画では若かりし、薬師丸ひろこさんが主演で大ヒットした作品でもあります。
3、裁きの終った日
親族が集まった中、大富豪の父を殺ったのは自分だと娘婿の告白から展開していく話です。
そしてまたその事件を解明しようとしていた犯罪研究家までが、娘婿の手にかかって殺害されてしまうのです。
ここがポイント
人間の心の闇が映し出される場面が描かれていて、興味津々で目が離せなくなってしまいます。
裁きが終わったあと、何かが分かります。
4、殺人よ、こんにちは
自分や家族に疎遠だった父が、死んだことからはじまる話です。
13才の少女の視点で、一線を画した大人の世界を描いています。
ここがポイント
本当の幸せとはなんなのだろうか、筆者の鋭い視点がそれを物語っています。
爽快極まりないミステリー小説であり、少女から大人への移り変わっていく感情の起伏が分かる作品です。
5、マリオネットの罠
留学から帰国した上田が、大きな洋館の屋敷で美人姉妹に家庭教師をすることからはじまる話です。
しかしその屋敷には、驚くべき秘密が隠されていたのです。
ここがポイント
シリアスな展開で、ハラハラどきどきの展開に翻弄されっぱなしになります。
たくさんのミステリー要素が詰め込まれているので、かなり楽しめます。
6、回想電車
様々な物語がいっぱい詰まっている、飽きることのない贅沢な9編からなる短編集です。
ここがポイント
怖かったり、楽しかったり、悲しかったりとバリエーションに富んでいるので、飽きることなく楽しめます。
安定したおもしろさがあり、スキマ時間に読むには最高の作品です。
7、ふたり
高校2年で亡くなった姉が、自分の中に宿ってしまうという青春ファンタジー作品です。
ここがポイント
見えざる姉の力を借りながら成長していく妹、様々な困難に出会いながらも、決して自分を見失わない姿勢が伺えます。
辛い話の連続ですが、温かさも感じてしまう作品です。
8、ひまつぶしの殺人
泥棒、殺し屋、詐欺師、警官、弁護士からなる、五人の家族が織り成すユーモアミステリー作品です。
ここがポイント
ありえない設定と飽きの来ない展開は、まさにバカミスのようです。
それぞれの個性は違うのにお互いに家族愛が溢れていて、なぜかほっとしてしまいます。
赤川氏だから描ける作品だと思います。
9、三姉妹探偵団
人気の三姉妹探偵団シリーズの第一弾です。
火事になった三姉妹の家から、若い全裸の女性の死体が発見されるところから話ははじまります。
ここがポイント
犯人探しに三姉妹が翻弄されながらも、立ち向かっていく姿勢に応援したくなります。
三姉妹のそれぞれの個性も奇抜でおもしろく、楽しく読めて夢中になってしまう作品です。
10、黒い壁
友達からのお土産で「ベルリンの壁」のかけらを貰ってから、様々な不吉な出来事が起こる話です。
冒頭からのドキドキ感は半端なくて、すぐに話に引き込まれてしまいます。
ここがポイント
シリアスな雰囲気が満載で、まるでサスペンス・ホラーなのです。
二度読みが、必至の作品だと思います。
まとめ
いかがでしたか、赤川次郎氏の作品は本当に読みやすくて、初めて読む方にでも大変おすすめです。
年齢を問わず、幅広いファンが多いのも分かります。
この機会に是非、赤川作品を読んでみてください。
あなたのお気に入りに加えてみませんか。