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推理小説が読みたい初心者におすすめの25選のご紹介

推理小説を初めて読む時って、どういう基準でその本を探していますか。

作家ですか、評判ですか、人によってそれぞれの選び方があると思います。

今ではテレビの2時間ドラマや映画でも、数々の推理小説が原作となって制作されているものも沢山あります。

勿論、映像で見るのは分かり易くて、手間がかからず、楽しめますよね。

しかし、本で読んでみると自分なりに色々な想像ができて、もっと面白くなると思います。

登場人物を自分でイメージしてみたり、いろいろな想像も膨らんだりします。

今回は、はじめて推理小説を読むあなたでも楽しんでいただける、おすすめの25選をご紹介させていただきます。

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推理小説が読みたい初心者におすすめの25選のご紹介

今回ご紹介させて頂く推理小説は、初めて読む方でもサラーッと読めて、「なる程そういうことか」と分かりやすい内容であり、

当サイトが自信を持って厳選した作品をご用意させていただきました。

勿論、従来からの推理小説ファンの皆様にも十分満足していただけるものばかりです。

是非、この機会に、ご紹介させて頂く25選で、推理小説の楽しさを味わっていただきたいと思います。

①『カラスの親指』道尾 秀介

サギ師二人がひょんなことから、家族同然となった仲間たちと、ヤクザの闇金に復讐するという話です。

ここがポイント

ハラハラ、ドキドキ感も至るところに用意されていて、話のテンポも申し分ないです。

意外な展開が待ち受けていますが、読後感は大変爽やかで、初めての一冊には最高の作品です。

②『大誘拐』天藤 真

大金持ちの老婆を誘拐して、大金をせしめようとする3人の若者の話です。

ここがポイント

身代金強奪の発想、荒唐無稽なストーリー展開と、散りばめられたユーモア、そしてなんといっても幸福な読後感に浸ることができます。

文藝春秋の「二十世紀傑作ミステリーベスト10」の国内部門で、堂々の第一位となったことでも知られています。

かなり前に発表された作品ですが、その人気は今でも衰えることがありません。

是非、読んでいただきたい作品です。

③『空飛ぶ馬』北村 薫

日常系ミステリーの謎に迫った、5話からなる連作短編集です。

ここがポイント

人間の冷たい部分と、温かい部分が絶妙に表現されていて、飽きることがありません。

謎解きと落語の小噺が、両方楽しめて得した気分に浸れる作品です。

④『リピート』乾 くるみ

現在の記憶を持ちながら、過去に戻って自分の人生をリピートする話です。

読み始めるやいなや、話に引きこまれてしまいます。

ここがポイント

最後にはどうなってしまうのだろうかという、ドキドキ感が継続して、楽しめます。

正しくタイトルと同じように、再読したくなります。

文藝春秋
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⑤『夜よ鼠たちのために』連城 三紀彦

6編からなる、上質なトリックを駆使した短編集です。

ミステリー史上に名を馳せる作品との感想が多いのも頷けます。

1話ごとの完成度が高く、たくさんの社会的な事象が取り上げれているので身近に感じます。

ここがポイント

豊富なアイデアと、切れ味が堪能できる作品です。

⑥『死神の精度』伊坂 幸太郎

「千葉」という名を持った死神が、6人の死に関わってくる、6話からなる短編集です。

ここがポイント

死神、千葉は審判を下すまでの7日間、密着し、様々な人生を紐解いていくのです。

普通の怖い死神のイメージとは随分とかけ離れていて、何故か微笑ましく感じてしまいます。

六つの話の六人それぞれの人生に、少し切なさも感じてしまいますが、楽しめる作品です。

文藝春秋
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⑦『異人たちの館』折原 一

売れない作家に、ゴーストライターとしての仕事が舞い込む話です。

8歳で児童文学書を受賞し、天才少年と呼ばれた息子が、富士の樹海に消えてしまうのです。

ここがポイント

その母親の依頼で、その息子の伝記を書くことになった島崎に、不気味な異人の影が彼の周辺に出没するようになるのです。

叙述ミステリー(先入観や思い込みを利用したもの)の最高峰と言われている作品であり、かなり長編ですが面白さが加速して、それほど苦になりません。

あなたは騙されずに読むことが出来ますか。

⑧『13階段』高野 和明

死刑囚の冤罪を晴らすべく、2人の男が協力して調査に乗り出す話です。

ここがポイント

記憶を失った死刑囚の脳裏に蘇ったのは、「階段」の記憶だけだったのです。

果たして2人は、無実の男の命を救う事ができるのでしょうか。

第47回、江戸川乱歩賞を受賞しています。

謎が謎を呼ぶ展開に、引き込まれてしまい、死刑制度について、あらためて考えさせられる作品です。

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⑨『火車』宮部 みゆき

行方不明の女性を1人の休職中の刑事が、捜索していく話です。

女性は自らの意志で、しかも徹底的に足取りを消して失踪してしまったのです。

ここがポイント

その当時社会問題となっていた消費者金融の問題等が、浮き彫りにされていきます。

第6回、山本周五郎賞を受賞していて、筆者の最高峰の作品だという評判が高いのがわかります。

⑩『暗いところで待ち合わせ』乙 一

ある殺人事件がきっかけとなって、2人の寂しい男女が出会う話です。

そして二人の奇妙な同棲生活が始まり、背中がゾワゾワするような空気感に浸ることができます。

ここがポイント

ミステリーでありながら、何故か清々しい気持ちになってしまいます。

もっと早く読んでいれば良かったという感想が多く、人間は一人では生きていくことができないと感じる作品です。

⑪『十角館の殺人』綾辻 行人

孤島に建つ、十角形の奇妙な館で起こる連続殺人事件の話です。

ここがポイント

絶対こうだろうという予想が、軽く裏切られます。

30年前の作品でありながら、その人気は現在も衰えることがありません。

まさにミステリーの金字塔と称される作品です。

⑫『第三の時効』横山 秀夫

F県警の捜査1課を舞台にした、6編からなる連作短編集です。

ここがポイント

刑事たちの暗闘や苦悩を通して、警察組織(の暗部)を実にリアルに巧みに描いています。

短編一話一話がとても読み応えがあり、飽きることがありません。

登場人物のキャラ設定がすばらしく、事件解決のスッキリ感が味わえます。

⑬『クラインの壺』岡嶋 二人

バーチャルリアリティがテーマとなっていて、CIAの大いなる陰謀に気づいていくという話です。

現実と現実でないものについて、多くの人が考えたことのある事柄や怖れと混沌を、この物語を通して、伝えているのです。

80年代に描かれた作品とは思えないほどの人気があります。

ここがポイント

現実と仮想世界の境目が、分からなくなってしまうほど翻弄される作品です。

⑭『占星術殺人事件』島田 荘司

1人の奇妙な画家の遺書から始まり、40年前のお蔵入り怪奇事件に挑む話です。

なんと3つの殺人事件が絡んでいて、名探偵、御手洗潔が初登場します。

ここがポイント

トリックに翻弄されるのは勿論ですが、事件を装飾している占星術とか、その設定が事件をより謎めいた魅力的なものにしています。

ミステリー史上に残る名作の一つであり、手の込んだトリックも味わえる作品です。

⑮『慟哭』貫井 徳郎

幼女連続誘拐殺人事件を捜査する捜査一課長と、新興宗教にのめり込んでいくある人物を軸として進んでいく話です。

ここがポイント

警察と宗教団体の内部に潜む軋轢を上手く描写していて、この作品の醍醐味を醸し出しています。

筆者のデビュー作でありながら、実に人間の心理をうまく捉えています。

やられた感が半端なく、慟哭(ドウコク)というタイトルに感服してしまいます。

⑯『儚い羊たちの祝宴』米澤 穂信

名家のお嬢様が集う読書サークルである「バベルの会」を巡る五編からなる連作短編集です。

自分の役割に誇りをもっていたり、切実であったりするが故に、普通の人なら越えない一線を軽々と越えてしまうのです。

ここがポイント

人間の心の中の怖さや冷酷さが描かれていて、ホラー感さえ感じてしまいます。

「ラスト一行の衝撃」に驚愕してください。

⑰『獄門島』横溝 正史

戦友の遺言で流刑の島「獄門島」で難事件に挑む名探偵、金田一耕助が活躍する話です。

その遺言とは「三人の妹たちが殺される・・・・。」というもので、瀬戸内海に浮かぶ小島で網元として君臨する鬼頭家を訪れます。

そこで金田一は、美しいがどこか尋常ではない、三姉妹に遭遇するのです。

ここがポイント

かなり前の作品ですが、謎解きに至る展開は実に面白く描かれています。

後の推理作家に、大きな影響を与えた作品でも有名です。

⑱『私が殺した少女』原 りょう

私立探偵、沢崎に入った一本の電話から事件が展開していく話です。

依頼人の元を訪れた沢崎は、いきなり警察に誘拐事件の共犯の疑いで、身柄を拘束されてしまうのです。

ここがポイント

昭和のレトロなハードボイルドであり、ノスタルジーな雰囲気を一時味わうだけでも、読む価値があります。

ハードボイルドチックな作風が、主人公のカッコよさをより、助長しています。

第102回、直木賞受賞作品であり、読み応えバツグンで読後感に満足してしまいます。

⑲『仮面山荘殺人事件』東野 圭吾

孤立した山荘で起こる殺人事件の話です。

8人の男女が集まる山荘に、逃亡中の2人組の銀行強盗が侵入し、事態は思わぬ方向へと展開していくのです。

ここがポイント

テレビドラマの2時間サスペンスを観ているような感覚になり、ラストのオチに最高の「やられた」感が味わえます。

そうきたかの一言に尽きる作品です。

⑳『扉は閉ざされたまま』石持 浅海

大学の同窓会が開かれた会場で、一人が殺害される話です。

密室をつくることができると確信した、伏見は事故を装って後輩の新山を殺害するのです。

その部屋は外部からは入室できなく、自殺説も浮上したが、一人碓氷だけが異論を唱えるのです。

いわゆる倒叙ミステリー(最初から犯人が分かっている話)です。

ここがポイント

ジワリジワリと犯人を追い詰める展開は、まさに手に汗を握ってしまいます。

心理戦が非常におもしろく、細かい設定が生かされていて、一気読み必至の作品です。

㉑『すべてがFになる』森 博嗣

孤島で起こる密室殺人事件に挑む、助教授と女子学生の話です。

孤島のハイテク研究所で、少女時代から完全に隔離された生活を送る天才工学博士が両手、両足を切断された状態で見つかるのです。

ここがポイント

緊迫したシーンの連続なのに主人公2人の、のんびり感が読み手を翻弄しているかのように思えてしまいます。

難解極まりない2人のトリックの解明に、感服してしまう作品です。

㉒『双頭の悪魔』有栖川 有栖

閉ざされた山奥の村に迷い込んだ娘を連れ戻して欲しい、という依頼からはじまる話です。

ここがポイント

捜索隊が不測の事態で、二手に分断されてしまう過程をスリリングに描き、双方で巻き起こる不可能な殺人事件で見せる謎解きも楽しむことができます。

殺人事件に巻き込まれながらも、依頼を受けた主人公たちが事件の真相に挑んでいきます。

切ない気持ちになるミステリーですが、読後感は何故かスッキリしてしまいます。

㉓『姑獲鳥の夏』京極 夏彦

二十ヶ月も身籠り続ける女性の謎を皮切りに、失踪した夫の行方と産科医院と取り巻くおぞましい噂の深層を、姑獲鳥(うぶめ)になぞらえて京極堂が解決に導く話です。

ここがポイント

序盤に大風呂敷を拡げた伏線を見事に回収する本編も面白いのですが、、京極堂による哲学的な話もなかなか趣があり面白くて楽しめます。

かなりの長編ですが、飽きることなく引き込まれてしまいます。

難解そうに思える内容ですが、衝撃の真相が明かされる終盤が実におもしろい作品です。

㉔『体育館の殺人』青崎 有吾

高校の旧体育館でひとりの学生が殺害され、その事件の解明に挑む話です。

ここがポイント

放送部部長が殺害された旧体育館の壇上は、密室状態だったのです。

犯人の嫌疑をかけられた先輩の為に、アニメオタクのダメ人間に、その解明依頼が舞い込むのです。

密室ものの要素もふんだんにあり、学園ミステリーとしても楽しめる作品です。

㉕『点と線』松本 清張

犯人が仕組んだ、巧妙きわまりないトリック殺人を解明していく話です。

ここがポイント

汚職に絡んだ複雑な背景と、殺害時刻、容疑者には鉄壁のアリバイがあったのです。

推理小説のバイブルとも言える作品であり、何度もドラマ化もされています。

今から60年前の作品とは思えないくらいの迫力があり、圧倒されます。

推理小説界に社会派ミステリーの新風を吹き込んだ名作です。

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まとめ

いかがでしたでしょうか。

推理小説の初心者の方でもかなり楽しく読める、おすすめのものばかりをご紹介させていただきました。

成る程と、この中から読んでみようと思っていただけたら光栄に思います。

この機会に是非、推理小説のファンなっていただき、もっともっと面白い推理小説を堪能して頂ければと思います。

少しでもご参考になれば幸いです。

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