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【文庫本】中山七里のおすすめ作品ベスト10冊をご紹介

奥深いミステリーを描く、中山七里氏のおすすめ作品10選をご紹介させていただきます。

破竹の勢いで、次々に多彩な作品を送り出している中山氏。

ペンネームの中山七里は、同氏が岐阜県出身であることから、飛騨川中流にある渓谷の名前にちなんでつけられています。

作風としては大変幅広く、警察小説、法廷もの、コージー・ミステリなど、手掛けていますが、作家としてのデビューは48歳で遅咲きの作家といえます。

そんな中山七里氏の作品を人気順に厳選してご紹介させていただきます。

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【文庫本】中山七里のおすすめ作品ベスト10冊をご紹介

代表作の「さよならドビュッシー」で作家デビューを果たし、その後、作品を量産していきます。

作風の多彩さは勿論のこと、その筆致の鋭さも何とも言えない異彩を放っています。

そんな中山氏の選りすぐった作品を10選ご紹介させていただきますので、どうぞお楽しみ下さい。

1、『さよならドビュッシー』

作品の序盤から引き込まれるストーリー展開であり、いうなれば音楽ミステリーです。

ピアノを演奏する場面の描写は、ミステリーということを忘れてしまいそうになる位うっとりしてしまいます。

ここがポイント

最終的に大どんでん返しがあり、タイトルの意味が「ああ、そういうことね」と分かるかと思います。

デビュー作にして第8回『このミステリーがすごい!』大賞を受賞しています。

驚きが好きな方には必読の作品であり、岬洋介シリーズの1作目となります。

2、『連続殺人鬼カエル男』

カエル男という犯人による猟奇的な殺人がおこなわれ、第二、第三の犯行が行われても、なんら犯行の糸口さえ見つけられない警察。

コミカルな本の表紙とは裏腹に、重いテーマが圧し掛かりますが、テンポよくストーリーは展開していきます。

ここがポイント

あなたの思惑とは違う方向に、話は持っていかれそうになるので、戸惑いがあるかもしれません。

謎解きに自信のある方、是非挑戦してみてください。

3、『おやすみラフマニノフ』

「さよならドビュッシー」の続編であり、時価2億円のチェロ、ストラディバリウスが盗まれ、そこから事件が始まる話です。

ここがポイント

本作もミステリーよりも人間模様が色濃く出ていることは勿論、オーケストラということもあり、前作以上に音楽が聞こえてくるような印象を受けます。

スピード感のあるストーリー展開で、終盤にはミステリー部分の真相が次々と明らかになっていきます。

相変わらず、臨場感たっぷりのシーンは健在です。

岬洋介シリーズの2作目であり、こんなトリックもあるんだと、納得してしまう作品です。

4、『贖罪の奏鳴曲』

悪徳弁護士によって死体が遺棄される、衝撃的なシーンから物語は始まります。

ここがポイント

この弁護士の過去には、とてつもない秘密が隠されていたのです。

驚きに次ぐ驚きの連続で、ストーリーは展開していきます。

御子柴礼司シリーズの始まりであり、奥の深いミステリーをお探しの方には最適な作品です。

5、『切り裂きジャックの告白』

自称ジャックと名乗る犯人による猟奇的な殺人事件が、起こる話です。

ここがポイント

犯行の裏には臓器移植という重いテーマが、圧し掛かっていたのです。

果たして警察は、事件を解決に導くことができるのでしょうか。

すごく感傷的な気分になってしまいますが、最後のフレーズに少しだけ救われた気がする作品です。

6、『いつまでもショパン』

ショパン・コンクールの会場で発生する猟奇的殺人事件の話であり、岬洋介シリーズの3作目です。

登場人物も国際色豊かであり、爆弾テロがあちこちで起きる中、コンクールに臨むコンテスタントたちの勇気には、元気づけられます。

ここがポイント

相変わらずのスピード感と、スッキリ感は健在であり、また音楽的な要素も多く、サスペンス感には少し欠けますが、かなり読みごたえがあります。

読後感が大変良かったという読者が多いのも頷けます。

7、『どこかでベートーヴェン』

学生時代に戻った岬洋介、素人探偵さながら事件に首を突っ込み、そして解決に導いていく話です。

ここがポイント

しかし容疑をかけられたのは自分、ベートーベンの曲に合わせてストーリーは展開していきます。

この作品もサスペンス要素は低めですが、残酷な現実を目の当たりにしてしまいます。

岬洋介シリーズ4作目であり、最後の1行に驚愕してしまいます。

8、『追憶の夜想曲』

悪徳弁護士、御子柴礼司と因縁の相手、岬恭平検事が対決する話です。

法廷ミステリーと捉えていただいたほうが、分かりやすいと思います。

ここがポイント

犯人が特定されている殺人事件であり、法廷での対決に目が離せません。

御子柴礼司シリーズ2作目の作品であり、真実の残酷さがわかる作品です。

9、『恩讐の鎮魂曲』

御子柴礼司シリーズ3作目であり、御子柴が少年院時代の恩師の弁護を引き受ける話です。

少年院時代の教官が殺人容疑で逮捕され、しかも殺意があって殺したと自白するのです。

ここがポイント

この作品も安定した面白さがあり、最後までぐいぐいと引っ張っていかれ、まるで法廷で傍聴しているような気分にさせてくれます。

人間の本質と洞察力、覚悟に生きる登場人物に納得してしまいます。

最後の1行まで目が離せない作品です。

10、『セイレーンの懺悔』

女子高生の誘拐事件が発生し、隠された謎の解明を新米記者の視点で描いている話です。

いじめを隠蔽する学校と、少年犯罪の在り方を題材にしたかのような展開に、腹立たしさが隠せません。

ここがポイント

報道の在り方とは果たして何なのか、プライバシーは本当に保護されているのでしょうか。

改めて人間の尊厳を考えさせられる作品です。

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まとめ

中山七里氏の作品、選りすぐったおすすめの10選をご紹介させていただきました。

まだ、読んだことがない作品があれば、この機会に是非読んでみてください。

その面白さから抜け出れなくなると思います。

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