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西尾維新おすすめ12選をご紹介~常に最後の一冊という意識で描く~

 

 

創作に全身全霊で勝負する、西尾維新氏のおすすめの作品を12選ご紹介させていただきます。

「クビキリサイクル青色サヴァンと戯言遣い」という作品で第23回メフィスト賞を受賞して作家デビューを果たします。

デビュー前から、物凄い速筆として有名であり、「京都の二十歳、西尾維新」はメフィスト賞の選考会では有名であったようです。

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西尾維新おすすめ12選をご紹介~常に最後の一冊という意識で描く~

作風としましては、怪奇や妖怪など、和風的な雰囲気の作品が多めであり、独特な言い回し、作中に多様されるコミカルな掛け合い、キャラクター造詣・ネーミングセンスに定評があります。

一日の執筆量は自宅にいるときは平均20,000文字が普通であり、好きな旅行に出かけた時でも、10,000文字を書くスケジュールを取っているそうです。

そんな速筆の西尾維新氏のおすすめの作品を12選ご紹介いたしますので、お楽しみください。

『クビキリサイクル青色サヴァンと戯言遣い』

戯言シリーズの第一弾であり、孤島に集められた癖のある5人の天才女性たちの中で殺人事件が発生する話です。

個性的な登場人物、密室トリック等、中々面白い設定の中、ストーリーは展開していきます。

西尾氏の独特の言い回しが、読み進むにつれて、中毒性を帯びていくような気がしてしまいます。

ここがポイント

思いもよらない展開の連続で、あらゆるところに伏線が張られていて、そしてそれらが次々に回収されていく様は圧巻です。

クローズドサークル好きな方には、かなりおすすめの作品です。

『クビシメロマンチスト 人間失格・零崎人識』

戯言シリーズの第二弾であり、殺人鬼の零崎人識と出会う話と大学での交流から発展する事件が絡んだ話です。

キャラクターも主人公を含めて大変魅力的であり、その心情の機微も緻密に描かれているので、引き込まれてしまいます。

ここがポイント

ミステリーとしての面白さよりも、個性的なキャラクターや独特の言い回し、歪んでいて、それでいて、何か純粋さを感じさせる世界観に魅入られてしまいます。

何段階もオチがあり、楽しめる作品です。

『きみとぼくの壊れた世界』

世界シリーズの第一弾で、奇妙なバランスをとって成立している世界の中で、殺人事件が起きる話です。

謎を解明するミステリーではなく、個性的な登場人物や彼らの人間関係を楽しむ展開です。

本筋とは関係のない、言葉遊びも楽しめるのですが、少しくどく思ってしまいまが、それが何ともいえない魅力に繋がっていくのです。

ここがポイント

続編を読むのが楽しみであるような、不安に駆られるようなそんな作品です。

『新本格魔法少女りすか』

りすかシリーズの第一弾で、心に茨を持った小学5年生の供犠創貴と魔法の国からやってきた転入生の水倉りすかが繰り広げる魔法大冒険の話です。

魔法使いのりすかと魔法使い使いのキズタカが魔法にまつわる犯罪を解決しつつ、りすかの父親を捜していきます。

目的完遂の為に身を寄せ合い、お互いをお互いの分身と文字通り呼べる二人の血に染まった道程と次の戦いが楽しみになります。

ここがポイント

少しえぐい感じのインパクト満載の作品です。

『化物語』上・下

物語シリーズの第一弾で、上巻は「ひたぎクラブ」、「まよいマイマイ」、「するがモンキー」の3話からなる連作短編集であり、言動の伏線に感動し、泣きそうになったり、ハラハラしっぱなしです。

下巻は「なでこスネイク」、「ツバサキャット」の2話を収録していて、怪異と人間の狭間でとぼけた台詞とコミカルな展開の連続に紛れていますが、ハッピーエンドでは終わるはずもありません。

ここがポイント

色々なキャラクターたちとの会話がたのしめる作品です。

講談社
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『刀語 第一話 絶刀・鉋』

刀シリーズの第一弾で、12本の刀を求めて、無刀の剣士の鑢七花(ヤスリシチカ)と美貌の奇策士とがめの旅を巡る話です。

絶対に折れない刀、鉋(カンナ)を持つ真庭忍軍真庭蝙蝠と丹後の沖合にある不浄島で戦いに挑んでいきます。

ここがポイント

登場人物の心情の機微がとても繊細に描かれていて、楽しみながら、サクサクと読み進んでしまいます。

設定の面白さに驚きを隠せない作品です。、

『トリプルプレイ助悪郎』

JDCトリビュート第二弾で、失踪した鬼才作家の髑髏畑百足の最終作を盗むと、三重殺の案山子の刑部山茶花が、送り付けた予告状から事件がはじまります。

最初から最後までミステリー一色であり、作りこまれたトリックが目立ちます。

ここがポイント

叙述を匂わせながら読者を騙し、アンフェアな感じも捨てずに表現できる素晴らしさを感じてしまいます。

もう一度読み返したみたくなる作品です。

『少女不十分』

ここがポイント

ある事件が発端となり、男子大学生が小学四年生の少女に監禁されてしまうという話です。

小学生が大学生を監禁するという設定がとても斬新であり、驚きを隠せません。

西尾氏自身が語り手となり、内面の表現が実に細かく描かれているので、実話のように感じてしまいます。

ラストのオチが実に爽やかな作品です。

『悲鳴伝』

伝説シリーズの第一弾で、突然鳴り響いた悲鳴により、人口の三分の一が絶命した半年後の世界の話です。

人の死をはじめ、ありゆることに無感情な少年、空々空がその能力を買われて、地球と戦う秘密組織のヒーローに仕立て上げられていきます。

ここがポイント

圧倒的なページ数と情け容赦のない展開でかなり圧倒されてしまいます。

今後どのような展開になるのかが楽しみな作品です。

『掟上今日子の備忘録』

忘却探偵シリーズの第一弾で、すべてを一日で忘れてしまう探偵、掟上今日子が主人公の5編からなる短編集です。

忘れてしまう故に基本的に、事件は凄いスピード力でたった一日で解決に導いてしまうのです。

ここがポイント

眠ってしまうと、記憶が消えてしまうので、起きている今しか探偵としての力が発揮できないのです。

何か不思議な感覚を味わってしまう作品です。

『人類最強の初恋』

最強シリーズの第一弾で、人類最強の請負人の哀川潤が宇宙人と遭遇する話です。

初恋とか失恋とかが描かれていますが、どちらも対象が宇宙人であり、さすがのスケールに驚いてしまいます。

ここがポイント

並みのライトノベルでは太刀打ちできないほどの、独特の文体で孤独を見事に描いています。

テンポのいい語りが楽しめる作品です。

『美少年探偵団 きみだけに光かがやく暗黒星』

美少年シリーズの第一弾で、5人の独特な美を持つ少年たちが結成した探偵団の話です。

探偵団は指輪学園の美術室を占拠して、活動していて、校内のトラブルを非公式、非公開、非営利に解決することなのです。

ここがポイント

ハチャメチャな展開が多いですが、それが探偵団の面々の日常だと思うと妙に納得してしまいます。

続きの展開が気になる作品です。

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まとめ

西尾維新氏の作品はいかがでしたでしょうか。

気持ちいい位に、かなりぶっ飛んでいて、楽しめたと思います。

まだ読んでいない作品がありましたら、是非この機会に読んでみてください。

読書の幅が広がると思います。

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