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有川浩おすすめ作品15選をご紹介~パラレルワールドを描く~

ワクワク感が感じられる、有川浩氏のおすすめの作品を15選ご紹介させていただきます。

2003年に「塩の街 wish on my precious」という作品で第10回電撃ゲーム小説大賞を受賞して、翌年に同作で小説家デビューを果たします。

2006年4作目の作品で映画にもなった「図書館戦争」で爆発的な人気を博し、ライトノベル作家として現在も活躍の幅を広げています。

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有川浩おすすめ作品15選をご紹介~パラレルワールドを描く~

有川氏の作風としては、デビューからしばらくの間は、主にSFとかミリタリー色の強い作品が多かったのですが、その後はパラレルワールドが描かれたものや、実世界を舞台にした作品なども送り出しています。

自分が書いた小説は「一番面白く感じられるように書いた」という自負があるとのことです。

そんな有川浩氏のおすすめの作品を刊行順に15選ご紹介いたしますので、最後まで楽しんでください。

《塩の街》

自衛隊三部作の第一弾で、塩害という未知の災厄に襲われ、終わりゆく世界に生きる少女と男の話。

突然の塩害によって崩壊していく世界に投げ出される恐怖と、それに向かっていかなくてはいけない、虚しさを感じます。

しかし、そんな中でも人は恋をして救われていくということが分かります。

ここがポイント

気分が沈んだ時に勇気が貰える作品です。

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《空の中》

自衛隊三部作の第二弾、原因不明の航空機事故から始まるSFヒューマンドラマのような話。

空の彼方にあった未確認飛行物体に高知県の高校生と航空自衛隊が振り回されていきます。

ここがポイント

ストーリーの展開は早く、登場人物の心の機微が面白く描かれていて目が離せなくなります。

ワクワク感をとても感じてしまう作品です。

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《海の底》

自衛隊三部作の第三弾、巨大エビの大群に占拠された、横須賀基地で潜水艦に閉じ込められた若き自衛隊員と子供たちが織りなす話。

派手なモチーフの割には丁寧でスピーディな展開であり、かなり楽しむことができます。

ここがポイント

男たちの熱い思いや仁義、友情や家族愛や恋愛等、とにかくいろいろと散りばめられています。

ウキウキしながら読める作品です。

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《図書館戦争 図書館戦争シリーズ1》

メディア良化法の成立に伴い検閲、統制により書物を制限する団体と、書物を図書館法に基づいて守る図書館の抗争の話。

登場するキャラクターはリアリティに溢れ、恋愛あり、笑いありとドラマチックな展開です。

ここがポイント

現実ではあり得ないことですが、こんな世界が訪れるかもしれないと思ってしまいます。

安心してワクワクできる娯楽作品です。

《レインツリーの国》

一冊の本を通してネット上で知り合う男女の話。

好きな本を通じて素敵な異性と出会う流れで、ストーリーは展開していきます。

お互いが徐々に惹かれていき、そして逢いたいという欲望に駆られていきます。

ここがポイント

しかし、女性の方にはどうしても逢えない理由があったのです。

相手の立場で考えて、思いやることの大切さが分かる作品です。

《クジラの彼》

自衛隊員が主人公の6編からなる恋愛短編集。

自衛隊という特殊な環境下でもちゃんと育まれる、恋愛模様を少しコミカルに描いています。

ここがポイント

自衛官という職業から受ける少し硬めなイメージとは裏腹に、とっても柔らかくて優しい心の内が分かります。

素敵な話にうっとりする作品です。

《阪急電車》

阪急電車の今津線の往復の間に起こる群像劇であり、色々なドラマが並行して電車とともに進んでいく連作短編集。

乗り合わせただけの乗客がお互いに影響し合い、温かく見守るような視点で描かれています。

ここがポイント

電車という空間の中でめぐり合いそして連鎖して、更なる物語を生み出していきます。

ワクワクしてしまう作品です。

幻冬舎
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《ラブコメ今昔》

様々な自衛官の恋愛を綴った、6編からなる短編集。

ただ甘い恋愛だけの話ではなく、国を守る覚悟や愛する人や家族を思う強い気持ち、軍事に命をかける厳しさが伝わってきます。

ここがポイント

人間の大切なものを尊重した素晴らしき恋愛は読んでいて、自然と応援したくなります。

何度も読み返したくなる作品です。

《植物図鑑》

行き倒れていた男性と同居を始め、植物を採り、調理をしていく中で恋仲になってしまう、そんな話。

本当の植物図鑑のように道端の草花の名前や摘み方、美味しく食べれる調理法まで書かれています。

ここがポイント

名前しか知らない同居人との恋が、植物の生息と共にとても巧く描かれています。

切なくなりますが、読み返してしまう作品です。

《キケン》

工科大学の「機械制御研究部」略称、キケンという部活動で起きる様々な話。

ここがポイント

理系男子サークルのドタバタの話を中心に、全力で遊ぶことの楽しさが伝わってきます。

何事に対しても全力で取り組み、全力で遊び、そして全力で楽しんだからこそ素晴らしい思い出ができる事が分かります。

男同士の熱い友情と絆が分かる作品です。

新潮社
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《ヒア・カムズ・ザ・サン》

7行のあらすじからなる、全く異なる視点で描かれた2つのストーリー。

物や場所から他人の記憶が分かる青年が、ハリウッドで脚本家をしている、同僚の父親を迎えに行くところから話は始まります。

ここがポイント

人間には良い嘘と悪い嘘があり、相手に喜んでもらえる嘘と相手を傷つける嘘があることに納得してしまいます。

心理描写に感心してしまう作品です。

《空飛ぶ広報室》

不慮の事故により、戦闘機パイロットをお役御免となった主人公が、航空幕僚監部広報室へ移動となり活躍する話。

広報室がどのような役割を果たして、そしてどんな苦労があるのかを様々な人間関係を巧みに取り入れながら、綴られています。

魅力的な登場人物のおかげで、暗くなりそうな話も爽やかな気持ちで読むことができます。

ここがポイント

人の温かさが滲み出るような作品です。

《旅猫リポート》

ある事情で飼えなくなってしまった、飼い猫の引き取り先を捜す青年と猫との旅を綴る話。

猫の視点で描かれていて、旅の途中で出会う美しい場所の情景が、色鮮やかに二人を刺激してくれます。

ここがポイント

自分の家族や友達、周りの人たちを大切にしたいと、改めて思わせてくれる作品です。

《明日の子供たち》

児童養護施設を舞台に繰り広げられる人間ドラマ。

施設に赴任してきた主人公の成長ぶりや子供たちの大学進学問題、退所後の様々な問題に視点をあてて描かれています。

施設で育つことは、かわいそうで特別なことではなく、普通であり、何も変わらないということが分かります。

ここがポイント

偏見や思い込みを解きほぐしてくれる作品です。

《キャロリング》

クリスマスまでの数週間を舞台に描いた、優しくも切ない物語。

クリスマス倒産が決まった会社で働く元恋人の二人、両親の離婚の危機に心を痛める少年、裏稼業に身を落とした男、それぞれを中心にして展開していきます。

ここがポイント

どうしようもないからこそ、人は幸せを模索して生きていることが分かります。

読み終えた後、優しい気持ちになれそうな作品です。

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まとめ

有川浩氏の作品はいかがでしたでしょうか。

まだ読んでいない作品がありましたら、是非この機会に読んでみてください。

心が温かくなりますよ。

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