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イヤミスの旗手が描く!真梨幸子のおすすめ作品12選をご紹介

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真梨幸子氏のおすすめ作品を12選ご紹介させていただきます。

2005年に寄生虫を題材にした「孤虫症」で、第32回メフィスト賞を受賞して文壇デビューを果たします。

デビューしてから全く本が売れなかったのですが、2011年に「殺人鬼フジコの衝動」が、文庫化されると瞬く間にベストセラーになり人気を博していくこととなります。

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イヤミスの旗手が描く!真梨幸子のおすすめ作品12選をご紹介

作風としては男女間或いは女性同士のドロドロとした関係を題材にしていて、登場人物がふとしたきっかけで狂気に堕ちていく関係を描いたものが多く、読後感が悪いのが特徴です。

作品の分野は心理ミステリー、叙述ミステリーに分類され、探偵が謎を解明していく話ではありません。

湊かなえ氏、沼田まほかる氏と並び称されるイヤミス作家として人気があります。

そんな真梨幸子氏の厳選した、おすすめの作品を刊行順に12選ご紹介させていただきます。

《孤虫症》

ここがポイント

夫がいるのに他の男と関係を持っていく女、そしてその女と関係を持った男たちが、謎の死を遂げていきます。

そしてその女の体にも徐々に異変が起こっていくのです。

極めて不快な気分になってしまいますが、読みやすくて止めることができなくなってしまいます。

徐々に精神がおかしくなっていく、女の姿が描かれていて気持ち悪さが際立ってしまいます。

虫嫌いの人は読まない方がいいのかもしれません。

衝撃的な内容は頭から離れなくなります。

《女ともだち》

真梨幸子氏のドロドロ三部作の最初の作品であり、あるタワーマンションで起きた二つのキャリアウーマン殺人事件の話です。

猟奇的な殺害方法で世間を騒がせる中、新人ルポライターが事件にのめり込んでいきます。

ここがポイント

そして殺された二人の女の裏の姿が、浮かびあがってきます。

プライド、嫉妬、負けず嫌い等、心の闇が作り出したドロドロ感が満載です。

自分自身の保身に走ると、こんな結果になってしまうのか、秀逸なタイトルに感服してしまいます。

《深く深く、砂に埋めて》

かって一世を風靡した美貌の女優に、翻弄される男たちの転落を描いた物語です。

ここがポイント

自分の抑えきれない欲望のために、自分の身体を利用すことしか考えつかない女性。

女性も怖いけれど、男性も怖くなってしまう、一人の女性のためにそこまでやるかと思ってしまいます。

それがその男性にとっての幸福なのでしょうか。

余韻の残るラストでタイトルの意味に納得してしまいます。

《クロク、ヌレ!》

無名画家の非業の死に隠された秘密とは、いろいろな人間の思惑が交錯するサスペンスです。

いつもの真梨氏のドロドロした描写は控えめであり、斬新な表現で不思議な感覚になってしまいます。

ここがポイント

死者の視点から話は始まり、その視点が変わる展開が実に面白くなっています。

やはり真梨氏特有のラストの落とし方がいいです。

《殺人鬼フジコの衝動》

ドロドロ三部作の二番目の作品であり、十数名を殺害した、伝説の殺人者フジコの話です。

暴力をふるう両親と、自分のことしか頭にない妹を殺されたフジコ。

十歳にして新たな人生を歩み始めるのだが、いつしか狂い始めます。

母親のようには決してならないという呪縛によってますます転落していく人生。

イヤミスで終わらない生々しさがあって、結局母親と同じような人生を送ることになってしまいます。

ここがポイント

イヤミスの代表作と言われるのも納得できます。

《ふたり狂い》

8編からなる連作短編集であり、普通に暮らしている人間の正常と異常(狂気)が描かれています。

歪んだ妄想に囚われてとんでもないことをしでかしてしまう人たち、末路はどうなってしまうのでしょうか。

結局、登場人物全員にまともな人間がいない、そうです、みんな狂ってしまっているのです。

ここがポイント

ふとした自分の妄想が、狂気を生むのかもしれないと思える作品です。

《みんな邪魔》

ドロドロ三部作の三番目の作品であり、少女漫画をこよなく愛する「青い六人会」という中年女の集まりの確執を描いた作品です。

女同士のドロドロの設定であり、期待を裏切らないねちっこさや嫌さ加減が味わえます。

ここがポイント

悲惨で少々グロテスクな私生活が、視点を変えて描かれていてかなり楽しませてくれます。

謎もまんべんなく仕掛けてあり、ミステリー小説としての読み応えもしっかりある作品です。

《私が失敗した理由は》

順風満帆な生活を送っていた主婦が、パート先の同僚の話で生活が一転してしまいます。

次から次へと殺人事件が起こり、誰が殺されたのか判別できないほど混乱します。

登場人物は多く、複雑な形で現れますが、それぞれが特徴的であり、かなり楽しませてくれます。

ここがポイント

人間の汚い腹の中を描く、イヤミスを超えたドロミスです。

《四〇一二号室》

心理的瑕疵物件と呼ぼれるマンションと、二人の新人小説家の嫉妬や妬みから、物語は始まっていきます。

登場する女性たちがみんな、どうして私はこうなるのと叫んでいるような感じであり、現在なのか過去なのか、事実なのかフェイクなのか判別しにくいまま話は展開していきます。

ここがポイント

中盤までは夢の中のような流れで、終盤にはいつも通りの予想外の真相にたどり着けます。

《鸚鵡楼の惨劇》

昭和30年代に殺人事件が起きた、鸚鵡楼を舞台に時代の移り変わりと共に、湧き出る数々の事件が、様々な人物の視点で描かれています。

存分にミスリードが散りばめられた序盤で読者を誘い、人の業や複雑な運命の連鎖と嫌な登場人物、堕ちていく人々を描いた終盤で一気にその魅力を吐き出していきます。

ここがポイント

本当に誰一人として幸せにならない話です。

《人生相談》

新聞に投稿される人生相談から広がる、一つ一つの話がやがて繋がっていき、登場人物たちのドロドロとした世界が味わえます。

相関図を書いて読まないと話が分からなくなっていきそうです。

ここがポイント

悩み相談の内容も面白いけれど、辛辣すぎる回答もまた面白くてのめりこんでしまいます。

これだけの話を思いつく真梨氏はやっぱり凄いです。

《5人のジュンコ》

高齢者の連続不審死の容疑者として逮捕された佐竹純子、その彼女を巡り4人のジュンコがそれぞれの立場から関わっていく話です。

女性のドロドロとし部分がこれでもかというくらいに描かれているイヤミスであり、いびつな人間関係が、犯罪を引き起こしてしまう恐ろしさが伝わってきます。

ここがポイント

ゾクッとする感覚が忘れられずに、また読み返してしまいそうになります。

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まとめ

イヤミスの旗手、真梨幸子氏の作品はいかがでしたでしょうか。

色々なイヤミスがあり楽しんでいただけたと思います。

まだ読んでいない作品がありましたら、是非読んでみてください。

新しい世界に出会えますよ。

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