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内田康夫『浅見光彦シリーズ』に登場する4人の魅力的ヒロイン

ほとんどの小説やテレビドラマ・映画等には主人公がいて、またそれに対するヒロインも登場したりして、作品が進行していく流れとなります。

逆にヒロインが主人公の場合も多々あります。

テレビや映画では顔が見えるので、自分好みのヒロインが出ると、その仕草や言動に惚れ惚れしてしまいがちですが、小説の場合はその作家の表現で読者なりのヒロインを想像し、こういう性格でこの容姿なら、この女優が適任とかという想像の楽しみも広がるのではないでしょうか。

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内田康夫『浅見光彦シリーズ』に登場する4人の魅力的ヒロイン

『浅見光彦シリーズ』には必ずと言っていいほど、ヒロインが登場します。

事件の関係者であったり、また事件の当時者であることもあります。

性格も様々で、いろいろな場面でその性格が浮き彫りにされていきます。

そして、いずれのヒロインも最終的には、浅見光彦に惹かれていくのです。

しかし、光彦の方はうすうす好意を感じていながらも、いいところまで行く場合もあるのですが、最終的に踏み切ることができなく、結局それっきりになってしまいます。

管理人なりの主観で恐縮なのですが、浅見光彦にふさわしい魅力的なヒロイン4人を6作の『浅見光彦シリーズ作品』の中から選定させていただきましたので、作品と合わせてご紹介させていただきます。

ヒロイン①「平家伝説殺人事件」に登場、稲田佐和

「後鳥羽伝説殺人事件」に次ぐ伝説シリーズ第二弾作品です。

浅見光彦の登場は、本作品で終わりにしようと思った内田康夫氏でありましたが、読者からの強い要望でシリーズは継続されることになったようです。

さて、登場するヒロインの稲田佐和ですが作品の中の言葉で「私の祖父が、浅見さんのこと、とてもいい人だって、言ってました」。

という言葉に対して、浅見の返答は「あなたは、どうなのです?」と問いかけ、さらに佐和が「え? ・・・」と答える場面がありますが、浅見光彦がここまで積極的な言葉を発することは珍しいことなのです。

さらに、光彦を積極的にさせた場面があります。

警察署に佐和が連行されたとき、警察に関係を聞かれると光彦は佐和のことを「恋人です。」とはっきり言っているのです。

いつもヒロインから好意を持たれる光彦ですが、この作品においては光彦が好意を持っていることが伺われます。

ヒロイン②「高千穂伝説殺人事件」「歌わない笛」に登場、本沢千恵子

2作品に登場する、本沢千恵子、聡明で美人なヒロインですが、少し気の強い性格のようです。

作品の中のやり取りで光彦に「ここでご一緒させていただいてはいけないんですか?」と同室したホテルで投げかける言葉にたじろぐ光彦。

ホテルが満室だったため、一室を座卓で仕切り、、同じ部屋で、そのまま朝を迎えるのです。

据え膳食わねば男の恥を地でいっている光彦ですが、何とも男として情けないやら悲しいやらどうしようもないです。

光彦にとっては甘えてくる女性よりも、少し位、気の強い女性が向いているのかもしれません。

内田康夫氏も2作品に本沢千恵子を登場させたということは、それだけ彼女が魅力を持った女性であることを認めている証ではないでしょうか。

ヒロイン③「ユタが愛した探偵」に登場、式香桜里

浅見光彦最大の危機(?)とされている作品です。(浅見光彦の女性ファン)

「浅見さん、私を抱いて・・・・」香桜里はそう言って、上体を凭(もた)せかけてきた、というくだりが作品の中にあります。

沖縄のユタという、言うなれば恐山のイタコのような存在が、この作品のヒロインである式香桜里です。

沖縄が舞台となっている作品だけに、登場人物の多くが沖縄の方言を話しており、あまり聞き慣れない言葉が独特な雰囲気を醸し出しています。

いままでの浅見光彦シリーズとは一風変わったエキゾチックな感じが、深く印象に残った作品です。

私は式香桜里が言った言葉「いちどだけ、『香桜里』って呼んでください」が妙に印象に残っています。

ヒロイン④「赤い雲伝説殺人事件」「隅田川殺人事件」に登場、小松美保子

今回のヒロインは母親の雪江の絵画教室の仲間であり、「赤い雲伝説殺人事件」では、彼女の描いた絵が事件の発端となってしまうのです。

若手素人画家の小松美保子の絵が、銀座の画廊でぶらりと訪れた老人の目に留まり、売れることになったのですが、その老人が誰かに殺害されてしまうのです。

事件に挑んでいく中、美保子がオトナ的ななアプローチをかけてきたにもかかわらず、相変わらず朴念仁な光彦だったのです。

(こんな美人なのに、あーあーもったいない!)

その後も旅先で光彦といいムードになっていたのですが、なかなか進展しないのです。

場面が変わり、「隅田川殺人事件」でも出会うのですが、進展していないのは、いつもの如く光彦の奥手なところが禍いしていたのです。

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まとめ

魅力的な女性は街を歩いていると、その外見からしか想像はできませんが、たくさん見受けられますが、その性格までは分かりません。

人それぞれ、魅力的な女性の捉え方は異なると思いますが、『浅見光彦シリーズ』に登場するヒロインは皆さん魅力的です。

その中でも、私が自分の独断と偏見で選ばせていただいたのが、これらの6作品に登場する4人のヒロインです。

控えめでおしとやか、気は強いがまっすぐな性格等・・・・。

その女性なりの良さを持っていると思います。

独身のあなた、あなたの身の回りにも魅力的な女性はたくさんいると思います。

もう一度、見渡してみてはいかがでしょうか。

きっと、素敵な相手が見つかるはずですよ。

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