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高田崇史QEDシリーズおすすめ作品10選をご紹介

歴史に培われた自然

人々の歴史の常識を覆す斬新な作品を描く、高田崇史氏のQEDシリーズおすすめ作品10選をご紹介させていただきます。

高田氏は1958年東京生まれで、薬科大学卒業後、薬剤師の傍ら、1998年「QED百人一首の呪い」という作品で、第9回メフィスト賞を受賞し、作家デビューを果します。

古代から近現代まで、該博な知識に裏付けられた歴史ミステリを得意分野としています。

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高田崇史QEDシリーズおすすめ作品10選をご紹介

裏の日本史を紐解く作品を多数執筆していて、代表的な作品に「QEDシリーズ」、「カンナシリーズ」、「鬼神伝シリーズ」、「毒草師」などがあります。

そんな高田崇史氏のシリーズの中でも、特に人気のある「QEDシリーズ」のおすすめ作品10選をご紹介させていただきますので、お楽しみ下さい。

1、『QED百人一首の呪い』

百人一首カルタのコレクターで有名な会社社長が、自宅で殺された事件の真相に迫る話です。

殺された社長の手には、百人一首の一枚の札が握りしめられていたのです。

ここがポイント

事件の関係者には全てアリバイがあり、一見、不可能犯罪かと思われるのですが、安楽椅子探偵の如き、薬剤師の桑原崇が百人一首に込められた藤原定家の意図を解明しながら、事件の真相に迫っていきます。

百人一首にあまり馴染みのない方でも、事件解明までの展開が、かなり面白く、楽しむことが出来ます。

奥深い百人一首の世界に触れることができ、少し、勉強した気分になれる作品です。

2、『QED六歌仙の暗号』

明邦大学関係者たちの連続死亡事件と六歌仙、そして七福神の謎に迫る話です。

現代での殺人事件と絡めた二重構造であり、平安時代には言霊信仰が強く、雨乞いの歌で、雨を降らせた小野小町は龍神の生まれ変わりと言われたそうです。

言うなれば、歌は呪文であり、歌集は魔法陣のようなものだったのではなかったのでしょうか。

ここがポイント

雅やかな歌で綴る王朝絵巻が、一気に体温を持ち、リアルな息遣いで、ドロドロとした政治と呪いの世界に変貌していったのです。

現代の事件と歴史を上手く絡めた、歴史ミステリ作品です。

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3、『QEDベイカー街の問題』

シャーロキアンのクラブである「ベイカー・ストリート・スモーカーズ」周辺で起こる連続殺人事件と、シャーロック・ホームズ「最後の事件」と復活作の「空家事件」における矛盾や謎を、桑原崇が論理的に解き明かしていく話です。

普通に考えると誰にでも解決できそうな真相ですが、正典を忠実に読み込むことによって、随所に見られる矛盾を記述者のワトソンの記憶違いで片づけることなく、論理的に解き明かしていく後半の畳みかけは、実に見事というほかはありません。

ここがポイント

この作品を読んでから、シャーロック・ホームズを読んでいただくと、一段と面白く読むことができます。

※シャーロキアン:イギリスの小説家であるコナン・ドイルが書いた私立探偵のシャーロック・ホームズの熱狂的なファンのことです。

4、『QED東照宮の怨』

「三十六歌仙絵」を狙った連続強盗&殺人事件の解明と、日光東照宮に隠された謎に、桑原崇が挑む話です。

今回は三十六歌仙、東照宮、かごめかごめに関する蘊蓄が、これでもかと語られています。

寛永の大造替を指揮した、黒衣の将軍とも言われた天海僧正は、壮大な世界観を基に東照宮をデザインし、家康を天皇家の祖先神に匹敵する地位に祀り上げたのです。

ここがポイント

東照宮の数々の秘密も面白いのは勿論のこと、天海の仕掛けた壮大な呪いには、ロマンを感じずにはいられません。

徳川の希望に沿いつつも、彼自身の理想も実現させるような仕掛けには、恐れ入ってしまいます。

日光東照宮や三十六歌仙絵をキーワードとして、歴史ミステリーが楽しめる作品です。

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5、『QED式の密室』

陰陽師の末裔・弓削家で当主の死亡事件が起こり、30年後に桑原崇が事件の解明に挑む話です。

ここがポイント

昭和初期に起きた事件から、陰陽師や式神の存在に迫り、目に見えない式神の正体について、歴史的背景から生まれた階級と差別の構造から解釈をしていきます。

安倍晴明が駆使した式神とは、その当時、人間とは見なされることのない下級階級の人だったのです。

そのため、人間には見えないものと認識されていたため、人に見えない不可視の力として扱われていたのです。

こういった差別がどういう構造で生み出されたのか、という話題に迫りながら、その謎を解いていくのです。

無自覚な日常を疑い、その裏側にある踏み躙られた人々の慟哭に思いを馳せる作品です。

6、『QED竹取伝説』

奥多摩の織部村に伝わる笹姫伝説になぞらえて、殺人事件が起こり、その鍵となるのは「かぐや姫」と「竹取物語」という話です。

例の如く、薬剤師でありながら、日本史に詳しい男、名探偵、桑原崇がこの事件に挑んでいきます。

誰もが知るSFな昔話に隠された騙りは、何とも興覚め極まるのですが、奥多摩で続く猟奇殺人と、数年おきに起きる魔のカーブでの事故死、そこで歌い継がれる不吉な手毬唄、そして笹姫の祟り、確かに事件に繋がるのかもしてません。

ここがポイント

圧倒的に印象に残るのは、かぐや姫の正体や、七夕との符号であり、様々な裏に隠された言葉に驚愕するばかりです。

「竹取物語」の背景の深さに、驚いてしまう作品です。

7、『QED龍馬暗殺』

歴史の闇に沈んだ、坂本龍馬暗殺の謎を解き明かす話です。

学会で高知を訪れた奈々と龍馬オタクの妹の沙織が合間に山奥の友人の家を訪れたところ、桑原と遭遇するのですが、大雨に見舞わられ、身動きができなくなってしまうのです。

そこで、そこで起きる殺人事件と並行して、龍馬暗殺の所説を考察していくのです。

薩摩、長州、土佐、会津、幕府、朝廷等、様々な立場の人の思惑が入り乱れ、暗殺も横行していた幕末に龍馬暗殺の実行犯は史実通りだと思いますが、果たして、黒幕は誰だったのでしょうか。

ここがポイント

免許皆伝の腕前の竜馬がむざむざと殺されたのは何故なのかという事に、主眼が置かれています。

通説と思われていた事柄に、まったく別の視点から光をあてた作品です。

8、『QED鬼の城伝説』

岡山で起きた密室殺人と、桃太郎伝説の裏に隠された歴史の真相を辿る話です。

釜が鳴って人が死んでしまうという、不吉な前兆と殺人事件が次々に起きる中、遅れて登場する名探偵の桑原崇。

ここがポイント

焦らされて真実追求を欲する最高潮に最高の形で、彼は桃太郎伝説の騙りと、殺人事件の思いがけない繋がりを語りはじめるのです。

桃太郎に秘められた数々の真実、本当かどうかは別にしても、そういう事だったのかと、妙に納得してしまいます。

現代ミステリーと歴史を組み合わせた、興味深い作品です。

9、『QED河童伝説』

何故、河童は胡瓜が好物なのか、何故、河童は優れた傷薬を所有していたのか、そして何故、河童は河に棲む河の民なのか、河童にまつわる数々の伝承の裏には、悲哀に満ちた河童の歴史が隠されていたという話です。

河童が棲むと言われる河で、手首を切り落とされた遺体が発見され、さらに片腕を切り落とされた別の遺体が、河に浮かび、連続殺人事件の様相を呈してきます。

同じころ相馬野馬追祭に来ていた、奈々一行は、一人河童の里、遠野まで足を伸ばしていた、探偵、桑原崇と合流するのです。

ここがポイント

事件の真相が明らかになると同時に、河童に隠された悲しい事実も解き明かされていく作品です。

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10、『QED出雲神伝説』

奈良で起きた轢き逃げ事件と、密室殺人事件のどちらの現場にも「出雲神流」という古の忍び集団の文様が遺され、それを手掛かりに、桑原と奈々は友人で雑誌記者の小松崎と共に、古代と現代における真相の解明に挑む話です。

舞台は島根の出雲ではなく、奈良県桜井市の出雲なのです。

ここがポイント

神武東征の時代から、大和朝廷が大きくなっていく中で、表舞台に出てこない、所謂「敗者」たちが本当に多くいたということ、またその名残り、手がかりなどは注意深く探せば、今も残っているという事が、よく分かります。

奈良に出雲が存在し、京都にも出雲大神宮があることの不思議、そして、今までに出てきた出雲にまつまる神々の物語のそもそも論が、しっかり蹴飛ばされてしまう作品です。

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まとめ

高田崇史師のQED作品のご紹介はお楽しみ頂けましたでしょうか。

一味違う、歴史の側面を楽しめると思います。

まだ読んでいない作品がありましたら、是非、この機会に読んでみて下さい。

読書の楽しみが広がりますよ。

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