ミステリー小説には沢山のシチュエーションがあります。
その中でも人気の密室ミステリー作品についてご紹介させていただきます。
全ての扉は鍵が掛かっていて閉まっていたはずなのに部屋の中には死体がある。
犯人は誰なのか、そんな密室トリックを解明するのが何よりも楽しみだ。
様々な密室の謎を楽しみたい、作者が巧妙に仕掛けた謎が解くことができるのか。
そんな方におすすめしたい作品をご紹介させていただきます。
この記事の目次
密室ミステリー小説好きな方に読んで欲しい名作10選
私が今まで3000冊以上読んだミステリー小説。
その中から特に厳選した密室ミステリー小説10選ご紹介させていただきます。
密室トリックを解明することは何よりも楽しみだと思う方、是非、作者の巧妙に仕掛けられたトリックを見破って作品の醍醐味を味わっていただきたいと思います。
名作①『密閉教室』法月綸太郎
法月綸太郎氏の記念すべきデビュー作であり数々のトリックも使われています。
学校内の密室の教室であった不審死、自殺なのか他殺なのか。
内容ごとに区切られているので大変読みやすい作品です。
密室ミステリーを初めて読む方にもおすすめの1冊です。
名作②『本陣殺人事件』横溝正史
金田一耕助名探偵が初登場する、横溝氏の代表作のひとつ。
婚礼の夜に旧家で起きる密室殺人、若かりし名探偵は事件を解明できるのか。
伏線が駆使されている作品であり、密室トリックの草分け的作品であることは間違いないと思います。
名作③『鍵のかかった部屋』貴志祐介
4編からなる中編集のひとつ。
犯人は判明しているが密室の謎が解けない。
短い時間で密室ミステリーを読みたい方には最適の作品であると思います。
名作④『花の棺』山村美紗
山村女史が京都を題材にした最初の作品になります。
名探偵キャサリン嬢も初登場の作品であり、メイントリックも簡単な割には駆使されています。
京都の情緒もかなり味わえる作品でお楽しみいただけます。
名作⑤『46番目の密室』有栖川有栖
ご存知、火村英夫名探偵初登場の作品となります。
雪の中の館が舞台の密室ミステリー作品になります。
簡単であるが謎めいた密室トリックは解くことができるのか。
火村とアリスのやりとりが面白い作品になっています。
名作⑥『密室の鍵貸します』東川篤哉
東川篤哉氏のデビュー作となります。
ユーモア的な要素が強いミステリーですが密室トリックもあり、楽しめる作品になっています。
前出の有栖川有栖氏が一押しで推薦されています。
名作⑦『翼ある闇メルカトル鮎最後の事件』麻耶雄嵩
こちらの作品も麻耶雄嵩氏のデビュー作となります。
騙されるシーンが沢山出てくる作品で、大どんでん返しが好みの方にはたまらないです。
島田荘司、綾辻行人、法月綸太郎の三氏が揃って大絶賛されています。
名作⑧『過ぎ行く風はみどり色』倉地淳
猫丸先輩探偵シリーズ作品です。登場する霊媒師が怪しい。
最後の最後で驚かされてしまいます。
倉地氏の優しさが伝わる作品になっていて気持ちいいくらいに騙される作品に仕上がっています。
名作⑨『放課後』東野圭吾
第31回江戸川乱歩賞受賞作品でありデビュー作です。
青春ミステリーでありながら驚愕の結末が待ち受けています。
東野圭吾氏ファンなら見逃せない必読作品であることは間違いないと思います。
名作⑩『七つの棺ー密室殺人が多すぎる』折原一
折原一氏のデビュー短編集であり、黒星警部初登場の作品です。
7編からなる作品全てに密室トリックが駆使されており、気軽に謎解きに挑戦できます。
折原氏のその後の活躍の礎になった作品といえるのではないでしょうか。
まとめ
おすすめの密室ミステリー10作品のご紹介させていただきました。
今や大家のミステリー作家のデビュー作もあり楽しんでいただけると思います。
ミステリー小説が好きな方の参考にして頂ければ幸いに思います。