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新庄耕おすすめ作品5選をご紹介~自分の文章で真剣勝負をかける~

リアリティ感タップリの新庄耕氏のおすすめの作品5選をご紹介させていただきます。

大学卒業後、リクルート社に入社するのですが、1年で退職し、ベンチャービジネスや肉体労働などの仕事を経験した後、2012年に「狭小邸宅」という作品で第36回すばる文学賞を受賞して作家デビューを果たします。

小説を書くきっかけとなった事は2つあるそうで、1つは広告会社に勤務していた時に自分がやりたい仕事でもないなと思っていて、たまたま視た北京オリンピックの男子卓球の試合で、水谷選手と岸川選手の二人の真剣なまなざしに、これだと感じ、ビビッときたそうです。

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新庄耕おすすめ作品5選をご紹介~自分の文章で真剣勝負をかける~

そして、もう1つは、ジェームズ・キャメロン氏の「アバター」という映画を観た時、キャメロン氏も挫折しかけたけど、夢を諦めずに挑戦し、成功したのだから、これだと勝手に思ったそうです。

あのような真剣な目をして、行動に移せば何か起きるという想いというか願いがあり、小説に取り組んだそうです。

そんな新庄耕氏のおすすめの作品5選をご紹介させていただきますのでお楽しみください。

1、『狭小邸宅』

目標を見つけられずに大学を出て、何となく不動産会社に就職した主人公の話です。

過酷なノルマと猛烈なパワハラが襲いかかる不動産営業の最前線に放り込まれた主人公の苦闘が描かれています。

壮絶な営業の現場と追い詰められる主人公の姿が容赦のない筆致で描かれ、絶えずヒリヒリするような思いが伝わってきます。

パワハラを受けながらも、目的も目標もなく、漫然と今の仕事にしがみついて、生きていかなくてはいけないのです。

しかし、ある事がきっかけとなり、一皮むけていくのです。

ここがポイント

努力が必ずしも報われる訳ではない世界で、営業の闇がリアルに描かれている作品です。

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2、『ニューカルマ』

主人公が自分の勤めている会社が、リストラを始めたのを機に、ネットワークビジネスに関わっていく話です。

最初は半信半疑であった主人公が、少しでも収入の足しになればという、すがるような気持ちで始めたのはいいけれど、気が付けば、周囲の信頼を失い、親友を失い、最終的には自分自身を完全に騙してネットワークビジネスへのめり込んでしまったのです。

違法ではないと言い張ったところで、子会員、孫会員から利益を吸い上げる仕組みは同じであり、商品を売りつけるだけでなく、そのツリーに取り込んでいくのです。

ここがポイント

扱う商品が本当に高品質で確かな商品なのかどうかは問題ではないのです。

読者によって様々な感想が持てる、多面性のある作品です。

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3、『サーラレーオ』

タイと日本を舞台にして、大麻をめぐり、仲間、金、そして友情を失くした主人公が破滅の道を辿る話です。

「サーラレーオ」とは「最低最悪の奴」を意味するタイ語であるそうで、医師の家庭という恵まれた環境で育ちながら、大麻の売人に成り下がってしまった主人公。

ここがポイント

主人公が、人生の坂道を面白いほどに転げ落ちていく姿と、バンコク特有のギラついた熱気との対比が鮮やかに描かれています。

刹那的な衝動と毎日が、ちっぽけなプライドにすがって、他人を見下す主人公は清々しいほどにゲスなのです。

しかし、こんな奴ほど身近にいたりするのかもしれません。

リアリティ感を感じてしまう作品です。

講談社
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4、『カトク 過重労働撲滅特別対策班』

過重労働撲滅特別対策班、通称カトクに籍を置く、最年少監察官の主人公が、社員や管理職、代表者と対峙し、違法な過重労働と向き合う話です。

社員を消耗品と考えているような不動産会社、体育会系のノリで社員を酷使する広告代理店、部下に時間的精神的負担を強いる人材派遣会社など、いずれもカトクが摘発するだけでなく、主人公が苦心して上司への意識改革を促していきます。

現実に労務管理を改善しない会社が多いのは、過重労働に耐えて今の地位を築いた経営者や、出世した上司のせいもかなりあるのかもしれません。

ここがポイント

頑張って認められたい、そこに発した意欲は気付かないうちに、自分の周りの人たちを苦しめ、蝕んでいくのです。

勿論、それだけではありませんが、苦しめてくる人自体が、実は苦しんでいる場合もあったりするのです。

つまるところ、働くことが幸せにつながる社会にしていかなくてはいけないと思える作品です。

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5、『地面師たち』

地面師と呼ばれる、不動産専門詐欺師の暗躍を描いた話です。

偽の書類、売主へのなりすまし、巧みな交渉術により、他人の土地を騙して売ってしまうのです。

数年前に大手住宅会社が地面師により、騙し取られた63億円の事件がベースになっています。

真っ当な取引だと思い、金を払った買い主は、すぐその後にそれが偽の不動産取引だったことに気付き、破滅に追い込まれてしまうのです。

ここがポイント

全てが金のために信義を利用する仕掛け側と、目の前にぶら下げられた驚くほど有利な土地売買に目がくらみ、どうしても手に入れたい欲望から罠に嵌められていくターゲット。

偽ブローカーに騙されて、財産も家族も失った男が、逆に騙す側として、地面師になったのです。

一気に読んでしまいたくなる程、夢中になれる作品です。

※地面師:他人の所有する土地を利用して、詐欺を働く者。

集英社
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まとめ

新庄耕氏の作品はお楽しみいただけましたでしょうか。

デビューしてからまだ、間もないのですが、自分の経験を活かしたかなり衝撃的な作品を発表しています。

まだ、読んでいない作品がありましたら、是非この機会に読んでみてください。

読書の楽しみがひろがりますよ。

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