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中脇初枝おすすめ8選をご紹介~本当を重ねてすごい嘘をつく~

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当サイトが厳選した、中脇初枝氏のおすすめの作品8選をご紹介させていただきます。

高校在学中に新聞でたまたま見かけた小説募集記事に「魚のように」という作品を応募したところ、第2回坊ちゃん文学賞の大賞を受賞し、17歳で作家デビューを果します。

その後大学へ進学し、日本民俗学を専攻して、フィールドワークの傍らでも創作活動を行っています。

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中脇初枝おすすめ8選をご紹介~本当を重ねてすごい嘘をつく~

大学卒業後に「稲荷の家」、「祈祷師の娘」などの作品を発表しています。

2012年には、児童虐待をテーマとした「きみはいい子」が5万部を超えるヒット作となり、映画化もされます。

その後も刊行される作品が、各文学賞候補に挙がったり、テレビドラマ化されるなど、人気の一途を辿っていきます。

また創作活動の傍らで、民話とか昔話の研究も続けていて、子供向けの絵本や昔話の再話を執筆しています。

そんな中脇初枝氏のおすすめの作品8選をご紹介させていただきますので、お楽しみください。

『魚のように』

80ページ足らずの短編が2編収録されている話です。

魚のように・・・姉が家出をして、何かしなくてはいけないと思い、僕も家を出て、運命共同体と気付いたから、やってきた終焉に対して、僕は一人であることに気付いたのです。

花盗人・・・姉ばかり気にする両親、同じ境遇の友人と盗んだ梅の木を埋めるために、訪れた夜の校舎の静けさが印象的です。

どちらの話も洗練された文章に癒され、とても17歳で書いたとは思えない程に、独特の空気感が漂っていて、読んでいて心が落ち着きます。

ここがポイント

優しさと残酷さが共存しているような作品です。

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『こりゃ まてまて』

よちよち歩きの子どもが、かわいらしく描かれている絵本です。

歩き始めた子どもの情景は、ふと、自分にもこんな経験があったのだと、思えてきて、記憶の底から浮かび上がってきます。

こういった場面を切り取る巧さが中脇氏にはあり、他の小説にも通じる文学性を感じてしまいます。

ここがポイント

赤ちゃんのファーストブックにはピッタリであり、次に何が出てくるのか、ページをめくる楽しさもあります。

酒井駒子さんの可愛らしいイラストもあり、とても印象的な作品です。

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『祈祷師の娘』

祈祷師の家で暮らす家族とは、血のつながりの無い春永が、悩みながら成長していく過程を描いた話です。

自分一人が誰とも血縁がないことで、誰にも言えない寂しさや不安を抱えている少女が、自分には霊能力がないことも認め、しっかりと成長していきます。

ここがポイント

児童書でありながら、しっかりと、そして、しっとりとした思いが伝わってきます。

血のつながらない家族に囲まれながらも、幸せであり、それでも何者でもない自分の存在が、あやふやになってしまいそうになるのです。

中学生の少女が、向きあう家族や学校の日常の中で成長し、他人を認めることで、自己肯定していく姿に温かさを感じてしまいます。

救いを感じてしまう作品です。

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『きみはいい子』

虐待をテーマにした5編からなる連作短編集です。

桜が丘という町に住む人々のそれぞれが、抱えている問題が描かれていて、親から虐待を受けている子供と担任の先生、娘に手を挙げてしまう母親とママ友、孤独な老人と障害を持つ子供とその母等のことが綴られています。

ただ、それに気づいて、手を差し伸べてくれるだけで、救われることもあるのです。

ここがポイント

社会や人間関係の歪みといった背景にも焦点を当てていて、問題の根の深さを痛感してしまいます。

最後に少しだけ救われた気持ちになる作品です。

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『こんこんさま』

ここがポイント

バラバラになっていた家族が、小さなきっかけから、また集い始め、少しづつ心を通わせていく話です。

借金と愛人を作り行方不明の父、水商売で働く長女、認知症の疑いのある祖父、次女に愛を抱けない母、そして愛されずひっそりと暮らす次女。

今は亡き祖母によって閉じ込められた庭の神様である、こんこんさまを開放することで、再び家族が再生するのです。

しみじみとした気持ちになれる作品です。

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『みなそこ』

夏休みに娘を連れて高知の田舎に、帰省する主人公さわの数日間の出来事の話です。

家族も田舎の両親もみんな普通の人であり、若い頃の挫折があったとは言え、何故さわはずっと苦しんでいるのだろうか。

何かの呪縛から解き放たれたいが為に、何故、幼馴染の息子である、13歳の少年を好きになったのだろうか。

ここがポイント

夏の高知が魅力的に描かれる反面、幼馴染の子どもである中学生に執着するさわの気持ちが何故なのか分かりません。

何とも形容しがたく、それでいて、郷愁に浸れる作品です。

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『世界の果てのこどもたち』

戦中、戦後、と時代の渦に巻き込まれながらも、懸命に生き抜いた3人の女性の話です。

純粋な子供たちの目に映る、混乱している時世に浅ましい行動を取る、大人たちの姿に愕然とさせられます。

本書を通して、それぞれの女性がその置かれた場所で必死に生きて、不幸の中での人の厳しさや小さな優しさを胸に留め、悲劇の連鎖を繰り返してはならないという強い想いが伝わってきます。

ここがポイント

戦争は人間の人生を、簡単に変えてしまう抗えない、受け入れるしかない、恐怖を感じてしまうものなのです。

たくさんの人に読んでもらいたい作品です。

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『神に守られた島』

第二次世界大戦末期の、沖永良部島を舞台にした少年たちの話です。

電気も通っていない、沖永良部島で暮らす小学生の視点で、戦中から戦後までの、なにもない生活を描いています。

子供たちから見た戦争、特攻兵が語る彼らにかけられた、呪いとは何だったのでしょうか。

ここがポイント

戦争が終わっても、食料難に苦しむ人たち、それなのに、島の人たちの明るさは勇気を与えてくれます。

沖永良部島の優しい島の文化や、知らなかった戦争の一面が学べる作品です。

講談社
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まとめ

中脇初枝氏の作品は楽しんでいただけましたでしょうか。

まだ、読んでいない作品がありましたら、是非この機会に読んでみてください。

読書の幅が広がると思います。

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