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仙川環おすすめ8選をご紹介~医療分野の神髄をリアルに描写~

医療問題の神髄を描く、仙川環氏のおすすめ作品8選をご紹介させていただきます。

大学院卒業後、日本経済新聞社に入社し、記者として医療技術や介護、科学技術分野の取材を担当しています。

2002年、同社在席中に発表した「感染」という作品が第1回小学館文庫小説賞を受賞し、小説家デビューを果たします。

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仙川環おすすめ8選をご紹介~医療分野の神髄をリアルに描写~

小説を書くに至った経緯は、カルチャーセンターのミステリーを書くという講座を見つけたので、面白そうだと思って通ったのがキッカケだったようです。

執筆が全然すすまないときは、「キッチンタイマー自己管理法」というのをやっているそうで、キッチンタイマーを15分に設定して、15分だけ集中しよう、15分だったらできるよねと言い聞かせてやっているそうです。

そして15分継続できれば、ほぼそのまま継続して、できてしまうそうなのです。

また、自分が書いた作品を、医療問題の警鐘として受け取る人もいれば、純粋にエンターテインメントとして受け取ってくれてもいいそうです。

自分の提供する作品で何時間か愉しく過ごせる時間ができたなら、こんな嬉しいことはないそうです。

そんな仙川環氏のおすすめの作品を8選ご紹介いたしますので、お楽しみください。

『感染』

ウィルス研究医の主人公、仲沢葉月が、意図しない事件(臓器移植問題)に巻きこまれていく話です。

葉月の夫は外科医師であり、アメリカで臓器移植を手掛けたことがあり、葉月とは再婚で、前妻との間に5歳の男の子がいるのですが、その子が誘拐され、殺されてしまったのです。

この誘拐事件の裏には驚愕の事実が隠されていて、殺された子供とは別に、家事で焼死した子供との接点があったのです。

果たして葉月の夫は事件に関わっているのだろうか。

ここがポイント

臓器移植や脳死を巡る医学会の偏った倫理観に一石を投じる作品です。

小学館
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『転生』

フリーライターの深沢岬の元に、突然、男が現れて、あなたの娘だと言って、ベビーカーに乗せた赤ん坊を置いていくところから、話は始まります。

その赤ん坊は一年前に、お金欲しさから提供した、卵子から生まれた子供だったのです。

自分では生んでいないのに、自分のDNAを持った子供が、突然現れたら、どうしようかと思うのが当然です。

果たして母性は沸いてくるのでしょうか、何故自分の手元に来ることになったのでしょうか。

その謎を問い詰めていき、子供の不幸な出生の秘密を知ることで、果たして自分は、何かを変えることができるのだろうか。

ここがポイント

不妊治療に関しての冒瀆のようなものを感じてしまう作品です。

小学館
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『繁殖』

農村風景が未だ残る関東のとある市の幼稚園で、食中毒事件が起きた話です。

夏場のおにぎりが原因と思われた幼稚園での集団食中毒、園や担任が厳しく責められる中、患者の吐瀉物からカドミウムが検出され、状況は一変してしまいます。

それでも園側が攻められることに変わりはないのですが、不可解な状況に疑問を抱く関係者によって、少しづつ真相が明るみになっていきます。

ここがポイント

追い詰められた人間は、より安易な道へと逃げ場を求めていくのが常なのかもしれません。

身近な恐怖と環境問題を絡めた重いテーマの作品です。

小学館
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『無言の旅人』

三島耕一が交通事故に遭い、意識不明になり、そして自宅から尊厳死希望の要望書が見つかる話です。

家族、婚約者が彼の回復を願う中、友人の男性が現れ、彼が尊厳死を希望していたことを告げます。

何も知らされていなかった家族はショックを受け、困惑してしまいます。

もし自分が植物状態になってしまったら、どうして欲しいのか、また、自分の愛する人が植物状態になったら、どうあって欲しいのか考えてしまいます。

ここがポイント

意表を突くラストに胸が詰まってしまう作品です。

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『人体工場』

治験アルバイトを受けた大学生の真柴徹が、後日、身体に異常が起こっていることを知る話です。

治験バイトの募集先に問い合わせても、その会社、そしてその医師も不明であり、分らなくなっているのです。

同じバイトをした女性と真相を追いかける中で、自分たちの尿から新薬を作るための、人体工場にされていたことを知ってしまうのです。

ここがポイント

治験という一般的には認知度の低いテーマを分かり易く、スピーディーなストーリー展開で描いています。

新たな医療に警鐘を鳴らすサスペンス作品です。

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『極卵』

有名自然食品店が4つで1000円の高級卵、極卵(ごくらん)を販売していたが、死者がでる中毒事件が勃発してしまう話です。

有機栽培は安心、安全で無農薬だから身体にいい、妙な宗教チックな妄想に憑りつかれた人々と社会派ジャーナリストの対決が見ものです。

食の安全は大切ですが、時間的、経済的に徹底できない、ほどほどの線で妥協しながらの食生活をしている人もいるのです。

妥協を許さない人たちは、別にそれでいいと思うけど、妥協をしている人への軽蔑は止めてもらいたいのです。

ここがポイント

明らかになる驚愕の真相に怒りを覚える作品です。

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『疑医』

本来であれば手術を必要とする患者を、自然療法で、治癒しようとする医者に対する疑惑を取り上げた話です。

疑惑の医者を二人の女性記者が追い詰めるといった設定であり、それに政治や記者たちのスクープ争いも絡め、厚みのある展開になっています。

さらにプロットも重層に練られていて、スリリングな展開も楽しめる医療ミステリーに仕上がっています。

ここがポイント

たとえ怪しくても、言い方が巧ければ、人は信じてしまいますが、正論でも言い方が下手ならば受け入れてもらえないこともあるのです。

実際にありそうな作品です。

小学館
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『幸福の劇薬 医者探偵 宇賀神晃』

認知症の治療薬の開発と、それに絡む友人の医師の死の真相を、医師の宇賀神が突き止めていく話です。

認知症治療に画期的な新薬があれば、たとえその後の副作用があっても、家族と患者は幸福な時間を与えてくれる薬を選んでしまうのではないでしょうか。

介護するものにとっては、まさに介護の苦痛から解放される夢の薬なのですが、まさに諸刃の剣なのです。

ここがポイント

深刻な介護問題や人間の尊厳など、考えなくてはならない大きな問題がテーマの作品です。

講談社
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まとめ

仙川環氏の作品はお楽しみいただけましたでしょうか。

医療問題に深くメスを入れた作品を、リアルに描いています。

まだ読んでいない作品がありましたら、是非この機会に読んでみてください。

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