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福澤徹三おすすめ作品10選をご紹介~抑制された筆致で描く~

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当サイトが厳選した、福澤徹三氏のおすすめの作品10選をご紹介いたします。

高校卒業後、作家デビューするまでに、営業、飲食、アパレル、コピーライター、デザイナーなど、20種類以上の職業を経験してきたようです。

2000年に「幻日」という作品(文庫化の際に「再生ボタン」に改題)で作家デビューを果します。

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福澤徹三おすすめ作品10選をご紹介~抑制された筆致で描く~

作風としましても、怪談実話やホラー小説、アウトロー小説、警察小説などジャンルも幅広く、執筆しています。

また、2008年「すじぼり」で第10回大藪春彦賞を受賞し、2014年「Iターン」で第3回エキナカ書店大賞を受賞しています。

幼い頃に祖母に良く怖い話をせがんでいたとのことで、物心がついたころから、超自然的な現象に興味があったようです。

創作としてのホラーとの出会いは、楳図かずお氏の「猫目小僧」が最初だったようです。

そんな福澤徹三氏のおすすめの作品10選をご紹介いたしますので、お楽しみください。

『すじぼり』

大学生の主人公がひょんなことから、ヤクザの世界に足を踏み入れてしまう話です。

大学もろくに行かず、就活さえもしない主人公の亮が、ある時からヤクザの事務所に出入りするようになり、その世界に嵌り込んでしまいます。

その筋の人たちの凄味とか酷薄さ、残忍性が絶妙に描かれているので、目が離せなく、引き込まれてしまいます。

内容的には結構悲惨ですが、ユーモアタッチで描かれているので、面白おかしく楽しむことができます。

ここがポイント

アウトローの世界が味わえる、Vシネマ調の作品です。

KADOKAWA
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『オトシモノ』

ホラー映画化された作品のノベライズであり、駅でオトシモノの定期券を拾った人たちが、次々に行方不明になる話です。

その怪現象を暴くために、姿を消した妹の為、女子高生の姉が真実に迫っていきます。

ここがポイント

日常的な場所に潜む、一片の切り取られた恐怖を味わってみてください。

無関心が生み出す不幸と、恐怖の連鎖が大変興味深く描かれいる作品です。

『アンデッド』

凄惨ないじめを受けている少年の身体を借りて、現代に蘇った過去の大量殺人鬼のアンデッドが、卑怯ないじめっ子たちを残忍な方法で殺害していく話です。

イジメの場面と償わされる場面は見るも絶えない感覚を覚えてしまい、愕然となってしまいます。

イジメじめは本当に、この世から無くなってほしいと切実に感じます。

ここがポイント

イジメっ子が惨殺されるシーンは残酷ですが、思いのほか、自業自得という意味合いからなのか、痛快に感じてしまい、あまりかわいそうだという感覚が湧いてきません。

クラシックな展開のホラー作品です。

『Iターン』

北九州支店に左遷されたサラリーマンの狛江が、さらに窮地に陥り、借金を重ね、地元の暴力団同士の抗争に、巻き込まれる話です。

うだつが上がらなかったサラリーマンが、ヤクザの世界で揉まれて、段々と自信をつけていく様が描かれています。

強引で滑稽な展開に引き込まれ、スピード感とそのテンポの速さにグイグイと引っ張られてしまいます。

ここがポイント

気軽に楽しめて、何か元気がもらえる作品です。

文藝春秋
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『東京難民 上・下』

学費の未払いを理由に除籍された大学生の時枝修、同時に親からの仕送りも途絶え、連絡も取れなくなる話です。

親の会社が倒産して、両親も行方不明、日払いのアルバイトとネットカフェでしのぐ生活は、あっという間にホームレスになってしまうのです。

どん底に落ちていく、修が経験する恐怖の転落人生が、生々しく描かれています。

ここがポイント

一度道を外れてしまったら、元に戻ることは本当にしんどくて、覚悟がいるものだということが分かります。

普通の暮らしが何よりも贅沢で、幸せなことだと分かる作品です。

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『怪談実話 盛り塩のある家』

福澤氏が取材して集め、端正な筆致で描いた、50編+1編の書き下ろしの実話怪談の短編集です。

じわじわと這い上がってくる、怖さの話から、悲鳴をあげたくなるほどの恐怖に慄くものまで、怖い話のオンパレードです。

福澤氏の出身地である、福岡、北九州のネタが多いので、その近辺の方は2倍楽しめるかもしれません。

盛り塩は結界や穢れをお祓いするお清めのものかと理解していましたが、人や幸運を呼び込むものとしても扱われていることが分かります。

ここがポイント

ホラーとは一味違う怪談の怖さが味わえる作品集です。

『死に金』

末期がんに侵され、死期の迫った男が貯め込んだお金を巡り、それに群がる男や女の話です。

一つの場面を数人の目線で描いていたり、裏社会の実態もリアル感たっぷりなのでかなり、楽しめます。

大きな仕掛けが動く場面はさりげない伏線と合わさって、心地よい驚きを感じてしまいます。

ここがポイント

悪銭身につかずという言葉通りに、的を射ている作品です。

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『忌談』

普通の人が触れることのできない世間の裏側や、社会の闇の部分を綴った37話の短編集です。

人間に関する怖い話から、幽霊系の不思議な話まで、てんこ盛りで、詰め込まれています。

ここがポイント

まさしく忌まわしい話が集められていて、陰惨で生々しくて、暴力的で恐怖感よりも嫌悪感を抱いてしまいがちです。

強烈な話などがあり、油断できない作品です。

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『侠飯』

大学生がヤクザの抗争に巻き込まれ、成り行きでヤクザの組長ともう一人を自分の部屋に匿うこととなる話です。

ところがこの組長、妙に綺麗好きで、料理の腕もプロ並みに優れていて、それだけでも面白い設定なのですが、作られる料理が何とも美味そうなのです。

食材の調理から応用まで、毎日の食卓を飾れそうものばかりを紹介し、さらに料理の手順までを説明する細やかさが描かれています。

ここがポイント

ストーリー以上に料理本としても役に立ちそうな作品です。

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『白日の鴉』

電車内で痴漢の疑いをかけられた、製薬会社のMRが冤罪の壁に挑んでいく話です。

仕組まれた冤罪と痴漢容疑での留置所、拘置所での拘留の様子と冤罪を暴くまでの過程に、引き込まれてしまいます。

ここがポイント

被害者の訴えと目撃証言で全てが決まってしまう理不尽さに憤りを覚えてしまいます。

加害者として訴えられた者はその後の人生が狂ってしまうのですから、痴漢捏造した者にもそれ相応の厳罰を与えるべきだと思います。

無実を証明することの難しさがわかる作品です。

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まとめ

福澤徹三氏の作品はいかがでしたでしょうか。

幅広いジャンルの作品を満喫していただけましたでしょうか。

まだ読んでいない作品がありましたら、是非この機会に読んでみてください。

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