新聞の番組欄には、毎日と言っても過言がないほどに、二時間サスペンスドラマが掲載されています。
午後の早めの時間帯であれば、再放送、夜はそれぞれのテレビ局が趣向を凝らした新しいものがゴールデンタイムに鎮座しているのです。
サスペンスファンにしてみれば、嬉しい限りであり、楽しみになります。
ニュース番組・バラエティ番組・歌番番組etc・・・。
そんな番組よりも、サスペンスが1番なのです。
お茶を飲みながら推理していく楽しさは時間を経つのも忘れてしまい、至極の時間が過ごせるのです。
サスペンスドラマおすすめシリーズ3選をご紹介
そんな人気の2時間サスペンスを観る方はシリーズで判断する方、出演俳優で判断する方、またはその両方で判断する方と様々ですが、とにかく人気が高い番組であることは確かです。
サスペンスの女王とかサスペンスの帝王とかの呼び名のある俳優もいるほどです。
私が数々の2時間サスペンスを観てきた中でもおすすめしたい、シリーズ三選を出演俳優のプロフィールも交えながらご紹介していきたいと思います。
シリーズ①タクシードライバーの推理日誌:渡瀬 恒彦
渡瀬恒彦は本名であり、同じ俳優の渡哲也氏の弟であり、一時、今は亡き大原麗子氏と結婚生活を営んでいた時期もありました。
俳優へはサラリーマンからの転身で、主にアクション映画やヤクザ映画で活躍していました。
この作品の原作は笹沢左保氏の「夜明日出夫の事件簿」シリーズであり、渡瀬恒彦氏扮する大同交通のタクシードライバーである夜明日出夫(通称:夜明さん)がタクシードライバーの視点を通して、乗客が関わった事件(ほとんどが殺人事件)を解決していくという流れになっています。
いわゆる『巻き込まれ型』の推理サスペンスドラマです。
元警視庁捜査一課強行犯第7係の警部補であったのですが辞職し、妻とも離婚してひとり暮らしをしています。
シリーズとしては1992年から継続して放映されており、サスペンスとしては異例の長寿シリーズです。
現実ではありえない警察関係者とのやり取りも面白く目が離せません。
まだまだ、活躍が期待されていた渡瀬氏ですが、やはり寿命には勝てなかったようです。
渡瀬恒彦氏のご冥福をお祈りいたします。
シリーズ②狩矢警部シリーズ:船越 英一郎
船越英一郎、本名:船越栄一郎(読み方同じ)俳優で司会者であり、父は俳優の船越英二氏、妻は女優の松居一代氏です。
テレビドラマでデビューをして、今や【サスペンスの帝王】と呼ばれています。
『狩矢警部シリーズ』は実際に存在しないシリーズであり、山村美紗氏の作品の原作に謎解き役の主人公を狩矢警部に置き換えて制作されています。
船越英一郎氏扮する狩矢荘助、京都府警本部刑事部捜査一課警部が活躍する2時間サスペンスです。
京都好きな方には堪らない京都の名所・旧跡が出てきます。
テレビに映る実際の景色を見ていますと、あたかも自分が京都にいるような気分になってしまいます。
ちなみに狩矢警部は大の和菓子好きで洋菓子は嫌いとの事です。
さすが、京都ならではの設定です。
シリーズ③十津川警部シリーズ:高橋 英樹
高橋英樹(本名も同じ)高校在学中に日活ニューフェース第5期として日活株式会社に入社します。
時代劇シリーズの『桃太郎侍』などで活躍していて、時代劇のイメージがかなり強い俳優でありますが、現在はドラマよりもバラエティ番組の出演が多いように思えます。
作品は西村京太郎氏の『十津川警部シリーズ』が原作であり、当初は『西村京太郎トラベルミステリー』でありました。
相方の亀井刑事もいろいろな俳優が演じていますが、やはり、一番印象に残っているのは愛川欽也氏ではないでしょうか。
当初、十津川警部はあまり動かず亀井刑事役の愛川欽也氏がメインのようでありました。
十津川警部が高橋英樹氏に変わってから、積極的に演じるようになったとのことです。
時刻表を駆使したドラマ展開、いつ見ても飽きのこないシリーズのひとつだと思います。
また、前出の渡瀬恒彦氏も長い間、十津川警部を演じていました。
まとめ
様々なテレビ番組がある中で人気が衰えない二時間サスペンスの魅力は一体どこにあるのでしょうか。
”必ず正義は勝つ‘‘という気持ちが観ている人に感動を与えるのか、それとも犯人を予想することによって脳が活性化して、若さが保ててボケ防止になるのか(これは私の想像ですが)と思ったりします。
サスペンスドラマファンにおすすめの3選をご紹介させていただきました。
あなたのお役に立てれば幸いです。