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もう一度読み返したい内田康夫『浅見光彦シリーズ』お勧め3作

内田康夫・浅見光彦シリーズファンの管理人が特におすすめしたい3作品を紹介させていただきます。

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もう一度読み返したい内田康夫『浅見光彦シリーズ』お勧め3作

永遠の33歳である浅見光彦は独身でソアラに乗り長身で、甘いマスクで外見はいいとこのぼっちゃんですが、その一方母親には頭があがらず居候をきめこんでいる、中年には少し早い中青年です。

難解な事件を次々解決に導き、何と47都道府県で活躍しているのです。

人との出会いそして地域とふれあいながら事件を解明していく、まさに旅情ミステリーの傑作がここにあるのです。

そのシリーズの中でも、もう一度読み返したい、内田康夫『浅見光彦シリーズ』の3作品をご紹介させていただきます。

もう一度読み返したい作品その①『横浜殺人事件』

横浜中華街からすぐのところ、山下公園に「赤い靴はいてた女の子の銅像」があります。

童謡「赤い靴」の歌詞に(赤い靴はいてた、女の子、異人さんに連れられて行っちゃった・・・・・)とありますが実際はこの女の子はアメリカへは行けず不治の病で9歳にしてその短い生涯を日本で終えるのです。

何かもの寂しげな目をして海の方を見つめている姿は外国に行きたかった思いが伝わるような気がします。

また、少し偏った見方をしますと、この「赤い靴」の歌詞は少し怖く思えてなりません。

(異人さんに連れられて・・・のところが私には誘拐・人身売買のような気がしてなりません)

逆に童謡「青い目の人形は」アメリカから日本への逆バージョンではと思ったりもします。

私たちが小さい頃、口ずさんでいた動揺の歌詞を今になってよくよく振り返ってみますと背筋が凍るような意味にとれないこともない童謡があります。

「山寺の和尚さん」→動物虐待。

「花いちもんめ」→人身売買。

「かごめかごめ」→流産。

「とおりゃんせ」→子供を生贄にする等違った意味に取れる歌詞を持ったものがあります。

そして『横浜殺人事件』にでてくるこの二つのキーワード、「赤い靴」「青い目の人形」の動揺を手がかりに事件は展開していきます。

さて、あなたは、この難事件を解決できますか。

もう一度読み返したい作品その②『高千穂伝説殺人事件』

九州と言えば数々の観光地・温泉があり、国内旅行のメッカです。

最近の九州は天災とかが多く、地元の人は本当に大変だと思います。

その九州の宮崎県には高千穂町があります。

神話と伝説の町であり、中でも高千穂峡は、その昔、阿蘇火山活動の噴出した火砕流が、五ヶ瀬川に沿って帯状に流れ出し、急激に冷却されたために柱状節理のすばらしい懸崖となった峡谷です。

この高千穂峡は、1934年(昭和9)に国の名勝・天然記念物に指定されています。

付近には日本の滝百選にも選ばれた真名井の滝、槍飛橋などがあります。

この高千穂を舞台にした、この作品は留守番電話の文言ががキーワードになっていて、事件解決のヒントにつながっていきます。

また、ヒロインの本沢千恵子さんは後の作品『歌わない笛』にも再登場します。

高千穂峡の絶景を思い浮かべながら、推理してみてはいかがでしょうか。

もう一度読み返したい作品その③『津和野殺人事件』

島根県津和野町は数ある「小京都」の代表格として知られている街であり、お隣の山口県の萩とセットで訪れる観光客も多いことで有名です。

出身者には文豪、森鴎外(本名:森林太郎)や、世界の絵本作家、安野光雅や報道写真家の桑原史誠などがいます。

また、津和野の郷土料理『芋煮』が、山形県中山町・愛媛県大洲市と共に『日本三大芋煮』となっています。

この作品のキーワドは「赤いトンネル」。

浅見光彦シリーズのなかでは一番の旅情ミステリーではないでしょうか。

何度、読み返しても違う発見がありそうで、私はもう5回位読み返しております。

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まとめ

私が『浅見光彦シリーズ』を初めて読んだのは、私の推理小説好きを知っていた友人が「これ読んでみたら?結構おもしろかったから」と勧めてくれたのが、内田康夫氏の商業本2作目の「平家伝説殺人事件」でした。

文中にグイグイ引き込まれ、夜寝ることも忘れ、日付変更線を超えても読んでいたのを今でも覚えています。

今まで読んでいた推理小説とは違い、一般のどこにでもいるような青年が事件を解決していくおもしろさは、格別なものがあり、警察を出し抜く様子は推理小説好きな私には堪らなかったです。

推理小説だけでなく読み返したくなる本は誰にもあると思います。

例えば自分が読んだ本がテレビドラマなどで放送されると、配役によって描いていたイメージとかけ離れていたりします。

そんな時、もう一度読み終わった本を読んでみたりすると、その当時抱いていたものと違った見方ができるのではないでしょうか。

本棚にしまってある、お気に入りの本をもう一度読み返してみると、新しい発見があるかもしれませんね。

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