今回は内田康夫氏の名作である浅見光彦シリーズに出てくる、お決まりシーンを3つ厳選してご紹介させていただきます。
シリーズを何冊も読まれている方なら『あ~確かに!』と、思っていただけるような内容かと思います。
浅見光彦シリーズに登場するお決まりシーン3選をご紹介
浅見光彦シリーズはすべて読破してきた私ですが、シリーズに共通して言えるのは『お決まりシーン』というものが存在することです。
すべて挙げればキリがなくなってしまうほど、お決まりシーンの存在は多いので、管理人の私が特にお気に入りのお決まりシーンを3選に厳選して紹介させていただきます。
お決まりシーン① 『平塚亭のお団子』
東京都北区西ヶ原に住んでいる浅見光彦は、自宅の近くの平塚亭(実在名:平塚亭つるおか)という甘味処によく出かけます。
ここのみたらし団子が大変美味しく、母親の雪江の大好物なのです。
店内には作者の内田康夫氏の色紙とか、ドラマのポスターなどが貼られています。
浅見光彦シリーズに登場する大福おばさんもまだまだご健在のようですが、最近はその娘さんがお客様応対をしているとのことです。
この店のお団子は母親の雪江の機嫌をとるにはもってこいの代物であり、光彦にとってはなくてはならないものとなっています。
勿論、浅見光彦ファンの方ならご存知でお店に行かれた方もたくさんいらっしゃると思いますが、まだの方は是非行ってみてはいかがかなあと思い紹介させていただきました。
販売しているものは、すべて自家製で大変美味しくいただけますよ。
お団子を食べたあと名探偵の気分となり、近くの事件の舞台にもなった平塚神社でもお参りしてみると、さらに彼の気持ちに浸れるのではないでしょうか。
お決まりシーン②『愛車ソアラの登場』
飛行機嫌いの浅見光彦にとっては何処へ行くにも、愛車のトヨタソアラで向かいます。
ソアラといえば発売当時トヨタ自動車が誇る最高級スポーツカーであり、その頃の若者にとっては憧れの自動車の1台であったと思います。
車検なども街のモータースでは整備泣かせの、電子部品が駆使されたハイレベルのスポーツカーでした。
ただ、テレビで平家伝説殺人事件が放送された時、実は浅見光彦の愛車がソアラではなく同じくトヨタ車のカローラであったような気がします。
勿論、カローラもその頃の日本では売上台数NO1の車ではありましたが、何かドラマに違和感があったのを覚えています。
お決まりシーン③『美人ヒロインの存在』
必ずと言っていいほど、浅見光彦シリーズには美人のヒロインが登場します。
最初のうちは光彦に対し怪訝な気持ちで接しているのですが、彼の事件解決に対する熱意・甘いマスクにほだされて段々と好意を抱いていきます。
その一方光彦の方は、薄々好意を感じているのか感じていないのかわかりませんが、最終的にはそれきりになってしまいます。
ただ『平家伝説殺人事件』での稲田佐和とは相当いい関係までいき、もしかしたらと思っていたのですが、ここで結婚でもしていたら、そのあと続く浅見光彦シリーズは、また違った展開になっていたかもしれません。
自由気ままに47都道府県に出かけることもできなくなってしまうという思いが、内田康夫氏にはあったのかも知れません。
まとめ
浅見光彦シリーズを愛読されている皆さんは、すでにご存知であろう事を語らせて頂きました。
シリーズを読んでいく中で、私なりに気になった3つのお決まりのシーンになります。
これからも浅見光彦シリーズを楽しみに読んでいこうと思います。