管理人コラム・雑記

私のサスペンス好きの先輩のこと


私の先輩のMさんのお話です。

Mさんは昨年、定年退職して今は奥様と二人で悠々自適な生活をしているのですが、彼の自宅が本当に興味深い造りなのです。

子供たちは既に独立していて、平屋の一戸建てに奥様と二人で生活しています。

会うたびに何度も遊びに来いと誘われるので、先日、甘党の彼のために某有名和菓子店のわらびもちを手土産にお伺いしました。

玄関でチャイムを押すとすぐに彼が現れ、手土産を渡す間もなく、家の奥へ案内され、先ずはトイレに行こうというのです。

私は特に、もよおしていななったので、まだいいですと言ったのですが、いいから、いいからと言って先ずは入れと強引にトイレのドアを開けて中へ案内されました。

なんと、そのトイレは一般的なトイレの5倍はあろうかというくらい広い空間でした。

それよりも驚いたのはトイレの入口以外の壁にビシッーと本棚が作られていて、その本のどれもが推理小説なのです。

これが俺の書斎兼トイレだと誇らしげに言うのです。

少し面食らいましたが、成る程彼らしいと思いました。

ここで、推理小説を読むと自分が主人公になったようで、事件を解決した場面の時などは本当に気持ちいいぞと言うのです。

もちろん、トイレ本来の責務もきちんと果たしているようです。

好きな本があれば持っていっていいぞと言われましたが、ある場所が場所だけに、私は丁寧にまた今度にしますとその場は断りました。

トイレから出ると、奥様が笑いながら応接間に招き入れてくれ、主人には本当に困ったもんですと言っていました。

なんでも家を建て替えるときに、お前の好きな間取りにしてもいいからトイレが二つ欲しいと言われたそうです。

最初は意味が分からず、平屋で夫婦二人だけなのになんで二つもトイレがいるのと不思議に思ったようです。

訳を聞いてみると昔から書斎が欲しかったようですが、一番落ち着くのはトイレなので、書斎とトイレをコラボしたそうです。

お酒もタバコも女遊び?もやらない主人の唯一の我儘として取り入れたそうです。

これだけ、推理小説が好きなのだから、そのうち自分でも推理小説を書くのではないかと奥様は思っているようです。

何かいいアイデアが浮かんだら是非、教えてくださいと言って帰路についた次第です。

自分はできないなぁと思いながらも、少し羨ましくも思いました。

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