ミステリー小説が好きな方なら、その小説を映像で観たいと思ったことがあると思います。
そんな方に映画化された人気のミステリー15作品をご紹介させて頂きます。
・配役が小説の登場人物のイメージに合っているだろうか。
・原作と違うところがあるのではないだろうか。
・小説のほうが想像できて、楽しめるのではないだろうか。
このようなご意見・疑問が有るかもしれません。
実際、管理人も自分の好きなミステリー小説が映画化されたので、興味津々で観に行きました。
原作が凝縮されたところはありましたが、出ている俳優の演技がとても良かったので、それほど違和感がなくて大いに楽しめました。
映像で観ることにより、読書とは違った別の楽しみ方ができると思います。
厳選】ミステリーが原作で映画にもなった人気の15作品をご紹介
ご紹介させていただく作品は、ミステリーが原作で映画化されたものです。
ご存知の俳優の方の演技や、原作がリメイクされた場面も楽しむことができ、映像としてのミステリーの楽しさにも浸っていただけると思います。
1.「少女」湊 かなえ
ここがポイント
一言で言うならば『因果応報』という言葉に尽きる作品です。
原作は100万部突破の大ベストセラーです。
少女達の「死」という捉え方に視点を置いて、心の闇と青春を描いています。
さすがのイヤミスの女王の作品に、納得してしまいます。
本田翼氏&山本美月氏の共演で映画化されています。
2.「怒り」上・下 吉田 修一
「怒り」という残された文字をヒントに、凄惨な殺人事件を追っていく刑事の話です。
日本アカデミー賞11部門受賞のヒューマンミステリーであり、先に映画のほうが人気が出て、その後原作にも火が付いたようです。
ここがポイント
人を信じることの難しさが実感できる作品です。
渡辺謙氏主演で映画化されています。
3.「64(ロクヨン)」上・下 横山 秀夫
昭和64年に発生した少女誘拐殺人事件に関わる、警察内部の対立等を描いた作品です。
「このミステリーがすごい!」「週刊文春ミステリーベスト10」第1位獲得、「第10回本屋大賞」「ミステリが読みたい!」第2位をそれぞれ獲得しています。
ここがポイント
警察関係者の様々な苦しみが解る作品です。
佐藤浩市氏主演で映画化されています。
4.「クリーピー」 前川 裕
異常犯罪者の性癖をもとにした、サスペンススリラー作品です。
「第15回日本ミステリー文学大賞新人賞」受賞作品です。
ここがポイント
小説で読む面白さもさる事ながら、映像で観る出演者の演技に、感動してしまいます。
私的見解で恐縮ですが、香川照之氏の演技はすばらしいの一言につきます。
西島秀俊氏主演で映画化されています。
5.「秘密 THE TOP SECRET 」清水 玲子
人気コミックを映画化したミステリーサスペンス作品です。
ここがポイント
人間模様がうまく描かれていて、感情の見せ方が実にうまくて、感心してしまいます。
生田斗真氏・岡田将生氏・松坂桃李氏の出演で、あの「るろうに剣心」の大友啓史監督作品です。
6.「だれかの木琴」井上 荒野
ひとりの男に異常な恋心を抱いていく、主婦の姿を描いたサスペンスドラマ作品です。
登場人物の心の叫びが感じられる描写が、印象に残ります。
ここがポイント
最後の最後にゾクゾクッときて、驚くこと間違いないと思います。
常盤貴子氏&池松壮亮氏の共演で映画化されています。
7.「ミュージアム」1・2・3 巴 亮介
連続猟奇殺人鬼を追いかける刑事の話です。
かなりグロテスクな場面が出てきますが、テンポがいいのでそれほど苦になりません。
小栗旬氏・妻夫木聡氏の共演で、この作品も大友啓史監督作品で、かなり人気があります。
ここがポイント
最後まで緊迫した流れで進んでいくので、目が離せません。
8.「北海道警察 日本で一番悪い奴ら」織川 隆
ここがポイント
組織犯罪に手を染めた、元警察官の暴露をもとにした実話です。
北海道警察の裏側が如実に描かれていて、警察の実態が解ります。
権力の横暴は恐ろしいとしか言いようがなく、避けることは出来ないのでしょうか。
フィクションではないことに驚きで、綾野剛氏の迫真の演技は一見の価値が大いにあります。
9.「星籠の海」上・下 島田 荘司
主演、玉木宏氏により、ついに映画化実現された探偵、御手洗潔シリーズ作品です。
日本のシャーロック・ホームズとも呼ばれる御手洗潔が、歴史の謎と犯罪を対比させてしまうあたり、さすがというほかはありません。
ここがポイント
歴史ミステリー好きな方には、見逃せない作品であることは間違いないと思います。
10.「麒麟の翼」東野 圭吾
加賀恭一郎シリーズ9作目であり、人の気持ちを考えて捜査をする刑事が主人公の話です。
テンポよくストーリーが展開していき、目が離せなくなるくらいに二転三転していきます。
ここがポイント
サスペンス作品でありながら、人と人との思いが重なり合う場面では思わず涙してしまいます。
東野氏の作品の中でも、見逃せない作品の一つです。
阿部寛氏主演で映画化されています。
11.「さまよう刃」東野 圭吾
少年法に対する問題提起を主眼とした作品です。
150万部突破の大ベストセラーであり、東野氏の作品の中でもベスト3に入るのではないかと思われます。
ここがポイント
法律は本当に誰を守るためのものなのか、ということが考えさせられる作品です。
寺尾聰氏主演で映画化されています。
12.「贖罪」湊 かなえ
田舎町で起こった悲劇。
それに関わった者たちの、その後の悲惨な人生を描写した話です。
場面の各所に伏線が惜しみもなく使われていて、ストーリーは展開していきます。
ここがポイント
後味の悪い(イヤミス)作品が好みの方にはおすすめです。
小泉今日子氏主演で映画化されています。
13.「さよならドビュッシー」中山 七里
火事で火傷をおった少女が、ピアニストを目指すというミステリー作品です。
「このミステリーがすごい!」大賞受賞作品であり、ありえない展開が続き、目が離せなくなります。
ここがポイント
そして、最後にはタイトルの意味が理解できる衝撃が待っているのです。
橋本愛氏主演で映画化されています。
14.「カラスの親指」道尾 秀介
詐欺師である中年おっさん2人が中心となって展開していく、ユーモラスなミステリー作品です。
一口に詐欺と言っても、たくさんの方法があることには驚きました。
騙される場面も大変多いのですが、何故か心あたたまってしまいます。
ここがポイント
最後には救われる、不思議な気持ちになる作品です。
阿部寛氏主演で映画化されています。
15.「告白」湊 かなえ
湊かなえ氏のデビュー作にして、286万部突破の超大ベストセラー作品です。
ここがポイント
中学校の女性教師が、自分の子供を殺害されたことによる復讐がテーマになっています。
この作品から、湊かなえ氏の「イヤミス」がスタートしたのです。
松たか子氏主演で映画化されています。
まとめ
人気ミステリー小説が原作で映画になった、15作品のご紹介はお楽しみ頂けましたでしょうか。
映画を観てからミステリー小説を読む方、ミステリー小説を読んでから映画を観る方。
それぞれいらっしゃると思いますが、映像で観るミステリーの良さも感じて頂ければ、一層その作品を好きになれると思います。