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伊岡瞬おすすめの作品8選をご紹介~予想だにしない展開で魅了~

絶妙な筆致の伊岡瞬氏のおすすめの作品8選をご紹介いたします。

大学卒業後、広告会社勤務を経て、2005年に「いつか、虹の向こうへ」という作品で、第25回横溝正史ミステリ大賞の大賞とテレビ東京賞をW受賞して作家デビューを果します。

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伊岡瞬おすすめの作品8選をご紹介~予想だにしない展開で魅了~

物語を書く姿勢としては、人間の限界を超える姿や、読んでいて、ヒリヒリするような話を書き続けていきたいようです。

本音を言えば物語にはメッセージはいらないそうで、読んだ人がそこから何かを感じてくれればいいし、もし感じなくても短い時間でも楽しんでくれればいいと思っているようです。

要するに、読者が作品を読んでいる時間さえ充実した時間にしていただければ、作家冥利につきるとのことです。

そんな伊岡瞬氏のおすすめの作品8選をご紹介いたしますので、お楽しみください。

《いつか、虹の向こうへ》

ある事件がきっかけで、職も家族も失った元刑事が、もうすぐ売却される家で訳アリ同居人3人と共に、暮している話です。

そしてそこに、もう一人謎の少女が加わり、ヤクザ絡みの騒動に巻き込まれていきます。

お互いに辛い過去を持ちながらも、一定の距離を保ちながら、人間が寄り添っていきている姿が何とも、いじらしくて、応援したくなります。

ここがポイント

たった一つ、ボタンを掛け違うだけで、人生は良くも悪くも転んでしまいますが、そこに何かの救いがあれば、人生捨てたもんじゃないと勇気がみなぎってくるのです。

ところどころで、胸が熱くなってしまう作品です。

《瑠璃の雫》

アル中の母親を持つ母子家庭の少女、美緒と弟が、元検事であった初老の男、永瀬と知り合う話です。

それぞれに家族を失った二人にとって、その繋がりは、段々と、かけがえのないものになっていくのです。

永瀬の娘である、瑠璃の誘拐の真相、美緒の弟の死の真相、それらに絡む事情にミステリーの様相を呈して展開していきます。

罪を知りながらも、人間はそれでも、人を赦すことができるのでしょうか。

ここがポイント

そして、自分が罪を犯したときに、赦してもらえれば、救われるのでしょうか。

もう一度読み返したくなる、不思議な作品です。

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《代償》

圭輔はある不幸な境遇のため、遠縁である達也と一緒に暮らすようになる話です。

一部と二部に分かれていて、一部は達也との出会いで圭輔の心が崩壊していく様が描かれていて、苦しくなってしまいます。

そして二部では努力の末、弁護士になった圭輔にまたもや達也が近づいてくる話です。

達也は所謂、サイコパスであり、他人が苦しむ様を見て喜ぶ、根っからの悪だったのです。

このサイコパスの達也に真っ向から対決する、圭輔とその友の寿人に危うさを感じながらも、スリリングな展開に目が離せなくなります。

ここがポイント

壊れたものは、戻らなく、何をもって、その代償と言えるのかが問われる作品です。

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《乙霧村の七人》

乙霧村という閉鎖された村で起きる、恐怖を描いた話です。

二十二年前に乙霧村で起きた一家惨殺事件の現場を訪れた、大学のサークルメンバーが襲われることから物語は展開していきます。

第一部と第二部に分かれて、事件が描かれていて、一部では、斧を持った大男に襲われるスリリングな内容であり、手に汗握る緊張感が多分に味わえます。

二部は一部の事件の後、関係者の証言で包まれていた謎が解明していく展開になり、そして二十二年前の真相も明らかになっていきます。

ここがポイント

予想をはるかに超えた真相に、ただ驚いてしまう作品です。

《痣》

妻を殺され、刑事を辞めることを決意していた真壁が、連続美女冷凍殺人事件に巻き込まれていく話です。

ここがポイント

妻の命日に退職が決まっている真壁が、亡き妻の左胸にあった痣と酷似した痣を、殺人事件の被害者に見つけてしまうのです。

そして真壁は捜査に加わっていき、真相に迫っていきます。

犯人は妻を殺した人物と同一人物なのか、その目的は何なのか、複雑に絡み合ったストーリー展開が頭の中を駆け巡っていきます。

犯人の身勝手な動機には憤りを感じますが、ラストには未来への希望が感じられる作品です。

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《悪寒》

夫の単身赴任中に妻が傷害致死容疑で逮捕される話です。

何と妻が殺した相手は、夫に汚職の容疑をかぶせて、地方に飛ばした上司だったのです。

登場人物が少ない割には、二転三転するストーリー展開に翻弄されて目が離せなくなります。

自分の知らないところで、自分に関わる人たちが繋がっていて、そしてそれが元になり、殺人事件が発生することで、何が真実なのか分からなくなってしまいます。

ここがポイント

意外な犯人に理不尽な犯行理由、まさしくイヤミス作品です。

集英社
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《本性》

男をたらしこんでは消えていく「サトウミサキ」という女の話です。

ある時は婚活パーティで知り合った男に貢がせ、ある時はファミリーレストランの店員を手玉にとり、またある時は夫が亡くなり保険金を請求する妻に近づいていったりと、その手口は様々です。

まるで犯罪小説なのかと思いながら読んでいると、終盤に向かうにつれ、全く違う方向に持っていかれてしまうのです。

ここがポイント

各章ごとにいろんな人物に近づいていくのですが、彼女の目的は?果たしてその正体は?と謎がどんどん膨らんでいき、楽しめます。

その後が気になる終わり方がまた、面白くて楽しめる作品です。

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《冷たい檻》

駐在所から失踪した警察官を捜すために、後任の島崎巡査部長と樋口調査官が失踪の謎を追う話です。

認知症の老人、問題を抱える小中学生や更生が必要な若者たちを収容した、大型複合福祉医療施設が関係しているのではと疑問を抱いていきます。

過疎地域と施設の人々を食い物にする、人間の狡猾さ、そして自分たちの利益の為ならば、罪悪感も感じず、やってのける厚顔さに背筋が寒くなってしまいます。

ここがポイント

絶妙なリアリティ感を含んだ作品です。

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まとめ

伊岡瞬氏の作品をお楽しみいただけましたでしょうか。

まだ、読んでいない作品がありましたら、是非この機会に読んでみてください。

ミステリーの楽しさが、さらに広がると思います。

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