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【海外版】史上最高の推理小説20選~inアメリカ~

『史上最高の推理小説100冊』という称号を得た海外ミステリー小説の中から、さらに厳選したミステリー小説20冊をご紹介させていただきます。

厳正に審査(ミステリー好きのクラブ会員が投票)された『史上最高の推理小説100冊』は、英国(イギリス)と米国(アメリカ)でそれぞれ選出されています。

今回は、アメリカ国内で選出された推理小説の中から厳選して紹介させて頂きます。

推理小説を読まれている方は勿論のこと、これから推理小説を読んでみようかなと思う方にも、おすすめできる傑作の20選をご紹介させていただきます。

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【海外版】史上最高の推理小説20選~inアメリカ~

アメリカ探偵作家クラブの会員投票にて選出された『史上最高の推理小説100』の中から、当サイト管理人がさらに厳選した20冊を厳選して紹介させていただきます。

※補足ですが、アメリカ探偵作家クラブは実在する推理作家の団体です。

アメリカ探偵作家クラブ(アメリカたんていさっかクラブ、英 : Mystery Writers of America、略称:MWA)は、アメリカ合衆国の推理作家の団体。「アメリカ推理作家クラブ」とも訳される。ニューヨークを基点とする。1945年に、クレイトン・ロースン、アントニー・バウチャー、ローレンス・トリート(英語版)、ブレット・ハリデイ(英語版)によって設立された。エドガー賞(MWA賞とも)を主催している。
引用元:wikipedia

 

このクラブの会員の作家の方たちが投票で選んだ小説が集計されたものなので、海外ミステリー好きの方は、一読の価値があると思います。

・簡単な作品の説明
・作品の主なポイント
・この本を読みたくなる理由

これらをまとめて各作品をご紹介させていただきますので、お楽しみください。

名作1、「推定無罪」上・下 スコット・トゥロー

アメリカの裁判制度が大変よく解る法廷サスペンス作品です。

1987年に発表されるとすぐにアメリカでベストセラーになり、1990年にはハリソン・フォード主演で映画化もされました。

裁判に入るまでの様々な駆け引きも面白く、驚愕のラストに注目です。

名作2、「レベッカ」ダフネ・デュ・モーリア

サスペンスと推理小説の要素を合わせ持った、恋愛小説のようにも思える作品です。

イギリス・アメリカでベストセラーになり、ヒッチコックによって映画化もされて、アカデミー賞を受賞しています。

70年以上も前に書かれた作品ですが、色褪せることのない、極上の逸品です。

名作3、「長いお別れ」レイモンド・チャンドラー

ハードボイルドミステリーの古典的作品になります。

読んだ方の殆どが、主人公であるフィリップ・マーロウに陶酔しています。

読み応えがかなりある、男のロマンを感じる長編です。

古き良き時代を感じる名作だと思います。

名作4、「郵便配達は二度ベルを鳴らす」ジェームズ・M・ケイン

主人公の男が人妻と結託して、彼女の夫を殺すといった倒叙ミステリー作品です。

なんと映画化が7回もされている、大ベストセラーです。

大変シンプルでストーリーが分かりやすくなっていますが、最後にこのタイトルにした意味ががおぼろげに解るような作品です。

名作5、「検察側の証人」アガサ・クリスティ

法廷ミステリーの戯曲版の作品になります。

スリリングな内容であり、二転三転する展開は読者を飽きさせないと評判です。

まるで舞台を観ているような感覚で作品に浸ることができます。

欺かれたいと思う人には、最高の1冊になると思います。

名作6、「三十九階段」ジョン・バカン

ある一人の青年が、国際スパイ組織の陰謀にまきこまれてしまう古典的な冒険小説です。

ヒッチコック監督の初期の代表的映画作品である「三十九夜」の原作にもなった作品でもあります。

古き良きイギリスが思い出されて、スコットランドの荒野が思い描けるようです。

名作7、「針の眼」ケン・フォレット

第二次世界大戦の終盤を舞台にした本格冒険スパイ小説です。

アメリカのミステリーの最高峰である、アメリカ探偵作家クラブ賞の最優秀長編賞受賞作品です。

ロマンスあり、アクションありの展開は、飽きることなく読み応えがたっぷりあります。

名作8、「オリエント急行の殺人」アガサ・クリスティ

雪で立ち往生するオリエント急行内で発生した、殺人事件の話になります。

アガサ・クリスティの代表作の一つであり、推理小説の名作のひとつであるということはご存知のことと思います。

ストーリーも伏線も完璧であるだけでなく、気品と優しさを兼ね備えた作品であることに間違いないと思います。

名作9、「マルタの鷹」ダシール・ハメット

ハードボイルドの基礎を作った不朽の名作です。

ハンフリー・ボガード主演で映画化もされています。

読者を飽きさせないストーリー展開が駆使されていて、本当のハードボイルド作品を読みたい方には必読の1冊です。

名作10、「刑事マルティン・ベック 笑う警官」マイ・シューヴァル、ペール・ヴァール

組み合わせ型のシリーズものの警察小説です。

アメリカ推理作家クラブ、最優秀長編賞受賞作品です。

前作を読んでいなくても、シリーズものと思えないほど楽しめ、謎が謎を呼ぶ展開で常に読者を飽きさせない手法が駆使されています。

名作11、「消えた玩具屋」エドマンド・クリスピン

学園都市、オックスフォードで起こる楽しいユーモアが盛り込まれたミステリー作品です。

読者の多くの人がユーモアを楽しむ作品であると、称しています。

イギリスの人には大変好まれる作品のようであり、ミステリー好きな方のつかの間の休息にはピッタリだと思います。

名作12、「冷血」トルーマン・カポーティ

アメリカ合衆国の中西部に位置するカンザス州で発生した、一家4人惨殺事件のノンフィクション作品です。

5年余りの歳月をかけて取材した事件であり、その内容は捜査・犯罪者の心理・死刑制度等あらゆる観点に沿って明記されています。

筆者はこの1冊を最後に長編小説を書いていませんが、何かあったのでしょうか。

名作13、「ブラウン神父の童心」G・K・チェスタトン

12篇からなる「ブラウン神父シリーズ」の第1作であり、トリックが駆使された作品です。

冴えない風貌をした神父ですが、その洞察力、確固たる信念、慈悲深さは目を見張るものがあり、たぐいまれな名探偵といっても過言ではありません。

短編推理小説としては、シャーロック・ホームズシリーズと肩を並べるほどの人気があります。

名作14、「密偵」コンラッド

スパイが主人公の話ですが、実際はスパイとその家族の人間模様の話です。

様々な人間の心理が交錯して、その人間の存在性が浮き彫りにされます。

実際にあったグリニッジ天文台爆破未遂事件を題材にしているのですが、筆者の訴えるものは別のところにあるのです。

驚くべき結末を知ってあなたはきっと、驚愕するはずです。

名作15、「時の娘」ジョセフィン・テイ

リチャード3世を題材にした古典的「歴史ミステリー」作品です。

悪名高いリチャード3世は、本当に冷酷な暴君だったのでしょうか。

歴史ミステリーとして真っ先に名前が上がる作品としても知られています。

読み進んでいくうちに歴史上の人物が身近に思える程、リアリティ感が満載です。

名作16、「ガラスの鍵」ダシール・ハメット

ミステリー小説というよりはどちらかと言うと、ハードボイルド作品です。

後のハードボイルド作家たちに影響を及ぼしたことは勿論のこと、筆者独自の筆致で、内面的な描写を全面的になくしたことも特徴です。

少なくとも2度読みしなければ、勿体ない作品です。

名作17、「魔性の馬」ジョセフィン・テイ

イギリスの農園を舞台にした、詐欺師とそのターゲットの心理戦を描いた作品です。

一度読んだ方が何度でも読み返してしまうほど、魅力満載です。

古き良き時代のミステリーというよりは、青春小説なのかもしれません。

イギリスの社会情勢が大変よく理解できる作品であり、ラストに安堵感が味わえます。

名作18、「さむけ」ロス・マクドナルド

ミステリーとしても楽しめるハードボイルド作品です。

人間の心の底に潜む感情をテーマにした作品であり、その人間の生き方も伝わってきます。

古い作品ですが、展開が興味深く、最後まで飽きることなく読むことができます。

ハードボイルドの三巨匠のひとりである筆者の作品です。

名作19、「我輩はカモである」ドナルド・E・ウェストレイク

カモられ続けられていく男を描いた、ユーモアミステリー作品です。

読んだ人の大半が、コメディ映画のようであると比喩しています。

しかし、あなどることなかれ、アメリカ探偵作家クラブ賞最優秀長編賞受賞作品です。

ミステリーの完成度もかなり高く、たまにはこういうミステリーもなかなかいいものです。

名作20、「殺人は広告する」ドロシー・L・セイヤーズ

ピーター卿シリーズ第8作で、広告業界を舞台にしたミステリー作品です。

読んだ人の大半が、何故今まで読まなかったのだろうと後悔しきりのようです。

文中の生き生きとした会話の描写は、まさに自分が側で聴いているように感じてしまいます。

その時代の様子が解る、貴重な一冊に間違いありません。

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まとめ

現役の推理小説作家で構成されたクラブ会員が選出した推理小説なので、名作揃いということは間違いないと思います。

海外ミステリーファンの方でもまだ読んでいない作品あれば、この機会に是非読んでみて下さい。

名作に駄作あらず、と言っても過言ではないと思います。

あなたの参考になれば幸いです。

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