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鏑木蓮おすすめ作品8選をご紹介~創作は常に試行錯誤の連続~

進化した人物を描く、鏑木蓮氏のおすすめの作品8選をご紹介させていただきます。

大学卒業後、塾講師、教材出版社や広告代理店勤務などを経て、1992年にフリーのコピーライターとして独立します。

そして仕事の傍らに、地道に作家を目指し、20年近く執筆活動を続けます。

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鏑木蓮おすすめ作品8選をご紹介~創作は常に試行錯誤の連続~

2004年に短編ミステリー作品の「黒い鶴」で、第1回立教・池袋ふくろう文芸賞を受賞します。

そして2006年にシベリア拘留を描いた「東京ダモイ」という作品で、第52回江戸川乱歩賞を受賞し、作家デビューを果します。

その後も精力的にシリーズ作品等を発表し、映像化もされています。

そんな鏑木蓮氏のおすすめの作品8選をご紹介させていただきますので、お楽しみください。

1、『東京ダモイ』

現代に起きた殺人事件が、60年前のシベリア捕虜収容所での殺人事件と関連していて、それを解くカギが俳句の中に隠されているという話です。

第二次世界大戦における日本兵のシベリア拘留体験の描写が生々しく、とても人間の耐えうる待遇、環境ではなかったことに強い衝撃を受けてしまいます。

その中で殺人が行われ、60年後にもそれに纏わる殺人事件が発生し、その謎解きの過程に目が離せなくなってしまいます。

ここがポイント

必至に生き抜いてきた人々の流転の日々と、したためられた俳句から、推理を炙り出す緻密な描写が見事な作品です。

2、『思い出探偵』

依頼者のどうしても埋めたい思い出を探し、生きてきた足跡や、証のようなものを見つける手助けをしてくれる探偵社の話です。

人生を変えるような出会いから、日常の何気ない出来事までを重ねて、私たちは生きているのです。

そしてその思い出の一つひとつに、様々なストーリーがあり、そのストーリーを丁寧に読み解いていくのが、思い出探偵なのです。

ここがポイント

ちょっぴり怖かったり、切なかったりする部分もありますが、温かで優しさに包まれるような想いになります。

様々な感情を喚起してくれる素敵な作品です。

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3、『白砂』

二十歳の女性殺害事件を捜査する刑事視点と、夫を交通事故で亡くした女性視点の話が交互に描かれる話です。

被害者、加害者の思いに寄り添った刑事の捜索によって、二人の女性の距離が徐々に近づき、明らかにされた二人の接点に切なさが溢れてきます。

ここがポイント

いくつもの謎が渦巻き、犯人を匂わせておきながら、また新たな関係を浮かび上がらせ、最後の最後に明かされる真実には驚愕してしまいます。

女性たちはそれぞれに同じ辛い思いをしているのに、こうも違った運命を辿るなんて、行く末は本当に分からないものなのです。

もの悲しさが残る作品です。

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4、『真友』

共に父親が警察官である中学生の親友同士が、警察官殺しの容疑者の息子と、被害者の息子になってしまう話です。

親友の隆史と伸人、二人の仲は引き裂かれ、将来が歪められていったのです。

事件当時、14歳であった彼らの成長していく過程が、とてもつぶさに描かれていて、感慨深くなります。

序盤は2人別々の視点で、入れ替わるように綴られた展開に目が離せなくなってしまいます。

ここがポイント

容疑者不明のまま、終焉となるのかと思いきや、16年後、隆史の父親が殺された拳銃を使った第二の事件が起こり、物語は一気にミステリー色を帯びていきます。

表裏一体の光と闇が、絶妙に切なさを増す作品です。

5、『エンドロール』

アパートのバイト管理人である、主人公の門川が、孤独死した老人の帯屋の遺品から見つけた1本の8ミリフィルムから、その老人の人生を追っていく話です。

現代の孤独死から太平洋戦争まで遡っていき、やがてその途中の限界集落の問題へと、戦後の日本社会の変遷を上手く捉えています。

ここがポイント

人間の死に直面した時、もしそれが孤独死であったとしても、誰しもが生前は自身の人生を必死に生きてきたはずなのです。

最期の迎え方に同情するあまり、その人が送った生き方に敬意を示すことを忘れてはならないのです。

フィルムの描写が何故か郷愁を誘ってしまう作品です。

6、『疑薬』

母親が失明したのは、薬の副作用が原因だったのか、あるインフルエンザの新薬をめぐり、ジャーナリストや製薬会社、患者や家族がその真相を追及していく話です。

毒を以て毒を制す、薬は毒にもなり、薬にもなるのです。

副作用が出ない薬を探す方が、難しいのかも知れません。

ここがポイント

10年前に母が盲目になり、それが副作用だったのか否か、一人の雑誌記者の登場で、娘、怜花の日常が変化していくのです。

忘れたい過去なのに、知りたいと思い探っていく中で見えてきた真実があったのです。

やはり何事に対してもブレない人間は、尊敬に値します。

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7、『炎罪』

精神科医師の山之内一蔵が火災の焼け跡から発見されたが、妻は行方不明、京都花街育ちの女刑事、片岡真子が殺人事件と思われる、その真相に挑む話です。

精神が深く関わってくる事件の為、複雑で難解を極め、一筋縄ではいかず、捜査はかなり難航してしまいます。

ここがポイント

そんな中、常識にとらわれない捜査で、片岡が活路を見出していくのです。

さらに彼女が話す京言葉が、警察内部の重くなりがちな雰囲気も和らげてくれます。

人間の情に迫る警察ミステリー作品です。

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8、『残心』

老々介護、認知症、皆保険、終末医療など少子高齢化によって、社会が直面する問題をミステリーの中に収めた話です。

ここがポイント

そもそも「残心」とは武士道の大事な心構えなのですが、本作では多様な意味を含有しています。

認知症の妻を道連れに、無理心中を謀った老人の思いが残心なのかと思ってしまいますが、杉作、冬美、三雲のそれぞれにも残心は存在するのです。

ジャーナリストとしての成功を手に入れるために、手段を選ばないのが杉作ならば、彼の仕事を手伝い、零細企業の営業から抜け出たいのが冬美だったのです。

普通の謎解きとは一味違う、切なくも儚いミステリー作品です。

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まとめ

鏑木蓮氏の作品のご紹介は、お楽しみ頂けましたでしょうか。

まだ読んでいない作品がありましたら、この機会に是非この機会に読んでみて下さい。

読書の楽しみが広がりますよ。

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