いじめの問題はいつの世の中でも常につきまとっていて解決するには大変難しい問題です。
私が小さい頃ももちろん、いじめはありましたが現在のような陰湿で限度を知らない、いじめはそんなになかったように思います。
いまやいじめは大きな社会問題になっていて、いじめを苦に自殺する子供まで出てきている始末です。
いじめが少年犯罪への入口かもしれません。
この記事の目次
未成年犯罪をテーマとしたミステリー7選のご紹介
20歳未満の少年はたとえ理不尽な殺人を犯しても死刑にならないという考えは改めなくてはいけない問題です。
それとともに精神が異常をきたしている人間は判断力がないため、それほどの罪を科せられない場合があるというのも既成の事実です。
少年だから許される、少年だから大目に見てもらえる、そんなことはありません。
ミステリーを通してもう一度少年犯罪を考えてみてはいががでしょうか。
当サイトおすすめの未成年犯罪をテーマとしたミステリー7選をご紹介させていただきます。
おすすめ①『青の炎』貴志祐介
17歳の男子高校生が母と妹を守るため、母の元夫を殺害してしまう。
完全犯罪のはずだったのだが、事件は思わぬ方向へいってしまう。
少年の心の葛藤はいかに。
おすすめ②『少女には向かない職業』桜庭一樹
ごく普通の少女が犯す殺人。
その過程にはいじめもあり、少女の願いは力強い大人になりたい、ただそれだけでした。
切なさと悲しさが残りますが、大人として考えなくてはならないことも教わった作品のような気がします。
おすすめ③『うつくしい子ども』石田衣良
弟が9歳の少女を殺害してしまう。
兄である14歳の少年は周りにもみくちゃにされながらも友情にささえられ、弟が殺人を犯すに至った真相を探っていく。
おすすめ④『空白の叫び』上・中・下 貫井徳郎
3人の中学生が殺人を犯してしまう。
全く境遇も違う3人が何故。
そして少年院へ。
普通の自分を取り戻そうとする3人に再び舞い降りる試練。
失ったものは大きかったのです。
おすすめ⑤『疾走』上・下 重松清
平穏に暮らす家族4人。
優秀な兄が起こした犯罪により、家族は悲惨な状況に。
主人公の弟が背負った試練。
なんの救いもない、本当にそうなのか。
自分が犯した罪ではないのに何故。
おすすめ⑥『光』三浦しをん
20年前に起きた津波が全てを飲み込んだ。
3人の中学生に何が起こったのか。
そして20年が経ちそれぞれの人生があった。
過去の亡霊が3人を襲う。
おすすめ⑦『天使のナイフ』薬丸岳
13歳の中学生3人が赤ちゃんの母親を殺害。
殺害された妻の夫は生き残った娘と健気に生活していく。
そんな犯人の一人が殺害される。
緻密に練られた仕掛け。
少年法を考えされられる作品です。
まとめ
少年犯罪という難しい問題。
賛否両論はあると思いますが、その少年の周りの環境によって引き起こされる事件が多いのは確かです。
しかしそこには同情せざるを得ない理由とかが必ずあると思います。
私たち大人がしっかりした眼で見守ってあげることも大切ではないでしょうか。