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川越宗一おすすめ作品5選をご紹介~創作の切れ味を大切にする~

全体像を意識して執筆する、川越宗一氏のおすすめの作品5選をご紹介させていただきます。

大学を中途退学後、バンド活動を経て、会社員となり、務める傍ら、若桜木虔(わかさき けん)氏の小説添削講座を受講しています。

2018年に「天地に燦たり」という作品で、第25回の松本清張賞を受賞して、作家デビューを果します。

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川越宗一おすすめ作品5選をご紹介~創作の切れ味を大切にする~

川越氏は、過去の事件や人物に興味を持つことが多いらしく、シーンやキャラクターは、それを調べてから段々とイメージが、浮かんでくる感じだそうです。

小説を書き始める前から、歴史を調べるのが好きで、”こういう話があったら、見たいな゛とネタを妄想する癖があり、自分が読みたいものを書くことが、モチベーションだそうです。

2019年に「熱源」という作品で、第9回本屋が選ぶ時代小説大賞そして、第162回の直木賞を受賞します。

そんな川越宗一氏のおすすめの作品5選をご紹介させていただきますので、お楽しみ下さい。

1、『天地に燦たり』

島津、朝鮮、琉球国に生きた、樺山久高、明鐘、真市のそれぞれの生き様を豊臣秀吉の朝鮮出兵、島津の琉球侵攻を舞台に描いた話です。

九州を制しながらも、天下人、秀吉に降らざるを得なかった島津家の武将と、朝鮮国の被差別民の出ながら儒学を修め、理不尽な世の中を変えたいと願う少年と、明と倭の板挟みの中で、祖国琉球を想い、各国の情勢を探る商人の生まれも育ちも境遇も異なる三人が、秀吉の朝鮮出兵で邂逅するダイナミックでドラマチックな展開です。

ここがポイント

凄惨な史実や民族の軋轢に苦悩し、圧倒されながらも、再びの邂逅となるクライマックスまでの「人としてどう生きるか」という事に、もがいた三人の辿ってきた軌跡には、感動さえ覚えてしまいます。

個々の理想の成就や、葛藤を克服しようと抗う姿には、確かな力強さや熱さを感じさせてくれる作品です。

2、『熱源』

樺太出身のアイヌ、ヤヨマネフクと、ポーランド人で、ロシア皇帝暗殺をはかった罪で樺太に流刑となったピウスツキの2人の実在人物を軸にした話です。

力のない少数派はいつの世も暴力に屈してしまい、理不尽に居場所を奪われ、生き方すら矯正され、いつの間にか強者に取り込まれていくのです。

進む文明の教育で守るべきものが、徐々に失われていく過程も読むに心苦しくなってしまいます。

ここでの分類では、少数派でない我々にしても、ヤヨマネフクが、民族にとってのアイデンティティを誇示するための行動が、自らを下劣したものだと、気付く場面に自らを重ねてみた人も、決して少なくはないであろうと思います。

ここがポイント

守るために強くなるのも摂理であり、また、それと戦うのも守るための摂理なのです。

差別との戦い、生まれ故郷を守り、文化や歴史を残すことの大切さを改めて感じさせてくれる作品です。

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3、『海神の子』

江戸初期、日本人の女として生まれながら、中国の海賊船に乗り、紆余曲折を経て海賊の頭となった松と、その子で後に国姓爺と呼ばれるようになった福松の話です。

歌舞伎の人気演目の一つである「国姓爺合戦」は主人公の国姓爺こと、福松の生涯のことであり、権力の腐敗が進み、清に滅ぼされかけた明王朝の再建を図り、孤軍奮闘するのは、権力欲の為ではなく、海賊のような、どこにも生きる場所がない、あぶれ者にほんの少しでも、居場所を作りたいという願いからだったのです。

身内をも厳しく律する公正な統治を徹底することで、民の支持を得るも、清の圧倒的な武力には抗えず、夢は破れてしまうのです。

ここがポイント

たとえ勝ち目がなくても、自らの正義のために前に進む姿に感動する作品です。

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4、『見果てぬ王道』

中国革命の父として知られている孫文を経済的に支援した日本人実業家、梅屋庄吉の破天荒な生涯を描いた話です。

何かを成した、成そうとした、そんな主人公だけが、歴史を彩る訳ではないのです。

明治維新、近代国家日本になろうとしている彼の若き心に衝撃を与えたのは、アジアの現実だったのです。

ここがポイント

西洋による東洋への侵略に理不尽を感じた若き梅屋庄吉は、清朝を倒し、西洋の武力支配からの独立を目指す孫文と出会い、革命を支援することを約束するのです。

お互いにまだ、何者でもなかったのですが、梅屋庄吉は、生涯に渡り、孫文の意志を支え続けたのです。

登場する男たちは熱く夢を語り、女たちは生き生きとしていて、逞しく感じる作品です。

5、『パシヨン』

キリスト教禁制下での最後の日本人司祭である小西マンショの生涯を描いた話です。

混沌とした社会で拠り所となるのは、果たして信仰なのでしょうか。

貧困と領主の束縛は、民を希望と自由を諭すキリシタンへの道に、向かわせていたのです。

物語はそのキリシタン迫害にもがく民衆と、統治する幕府側の視点から描かれていて、後に司祭となる小西彦七(マンショ)とキリシタン奉行を務めた井上政重の一代記でもあるのです。

ここがポイント

互いの心に湧く矛盾と、自らの使命との葛藤、中でも両者が対峙した場面は、圧巻そのものです。

束縛の中での人が選ぶ道の儚さに、胸が詰まるような思いになります。

小西マンショの人生を軸に、異文化同士の出会いと、摩擦、争いの中での希望を描いた作品です。

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まとめ

川越宗一氏の作品のご紹介は、お楽しみいただけましたでしょうか。

まだ読んでいない作品がありましたら、是非この機会に読んでみて下さい。

歴史を見つめる熱い想いが、きっと伝わると思います。

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