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怪談小説おすすめ作品8選をご紹介~怖いけど読んでしまう~

暑さを吹き飛ばす、おすすめの怪談小説作品8選をご紹介させていいただきます。

ホラー小説のような派手なミステリー展開はありませんが、日常の延長線上にあるような事象を捉えているものが、多くあります。

人間の心理状態が作り出した恐怖に、やがて、枝葉が付けられて、話として出来あがっているのかもしれません。

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怪談小説おすすめ作品8選をご紹介~怖いけど読んでしまう~

怖い話と言えば、幼い頃、お祖母ちゃんに聞いた怖い体験話や、地元に伝わる夜一人では行ってはいけないところなど、思い出してしまいます。

狸に化かされた、狐に化かされた等、幼い頃は、真剣に耳を傾けて、聞き入っていたものでした。

ご紹介させていただく怪談小説8選は、本当に怖いものばかりですので、お楽しみいただけるかと思います。

1、『虚魚』新名 智

体験したした人が死ぬ怪談を探している怪談師である三咲と、呪いとか祟りで死にたいと思っている同居人のカナちゃんの話です。

多くの偽物の情報が飛び交う中、釣り上げた人が死んでしまう魚がいるという、怪談を耳にした二人は、その真偽を確かめようとします。

二人の背負っている過去も想像以上に重く、その怪談を追っていくうちに、どんどん生々しくなり、息が詰まるような展開に発展していきます。

ここがポイント

たくさんの怪談が徐々に繋がっていくミステリー的な面白さもあり、挿入される怪談もほどよい怖さを持っていて、楽しむことができます。

人が存在する限り、怪談は生まれ、広まっていくのだろうと感じてしまう作品です。

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2、『鬼談百景』小野 不由美

どの話も1~4Pくらいで終わる掌編が99話収められていて、短いながらも確実に怖がらせてくれます。

身近で起きた怪奇現象や、不思議な出来事についての語りが収められています。

ここがポイント

百話を終えたら恐ろしいことが起きるからなのか、百景でありながら、99話なのです。

ゾクッとしてしまうような何かが、どの話にも隠れていて、思わず読むのを止めて、周りを見渡してしまいます。

気のせいかもしれない、でも気のせいじゃないかもしれない、もう一歩踏み込んでしまうと戻れなくなってしまうのではないかと思ってしまいます。

全ての話が、絶妙なラインの作品です。

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3、『幻坂』有栖川有栖

大阪の町にある「天王寺七坂」にまつわる、7話と時代物の2話が綴られた9編からなる怪談短編集です。

怪談というカテゴリーなのですが、そこにあるのは怖さだけでなく、不思議で切ない話だったり、妖しくて悲しい話だったりします。

ここがポイント

時の流れから切り離されたかのような、雑多な都会のはずれにある、ノスタルジックな坂の途中にいるような気分になってしまいます。

生きている者も、亡くなってしまった者も、相手を想う気持ちが切なく感じてしまいます。

舞台となる坂の歴史も語られていて、連綿と続く人の営みが、重く感じられる作品です。

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4、『幽談』京極 夏彦

どの話も淡々と、そして途切れるような不安にさせる終わり方の8つの物語が綴られています。

ゾッとなる怖さというよりは、自分が何者か分からなくなっていく怖さがあります。

生きているとはどういうことなのか、人間とは何か、普段、私たちがどれだけ狭い視野の中で生きているのかを思い知らされてしまいます。

ここがポイント

あちら側とこちら側の境界線が曖昧になり、落とし込まれる感覚が心地よく感じてしまいます。

怖いの手前くらいの気持ちを催すような話なのですが、明らかにおかしいのに、段々と順応していく、人の様など滑稽に見えつつも、振り返ってみると恐ろしいと感じてしまう作品です。

5、『怪談小説という名の小説怪談』澤村 伊智

ミステリーの匂いも感じる、実話を話しているような怖い7編からなる短編集です。

いずれの短編も毛色が違うものの、文字媒体の小説であることをフル活用した仕掛けが、随所に散りばめられています。

どの話も濃厚であり、一話終わるごとに、恐怖がこみ上げてくるような感覚になります。

ここがポイント

ナレーションが一切なく、スクラップブックのようにインタビュー記事や、ブログ記事、掲示板の書き込み等だけで、物語が進むという斬新さが伺えます。

構成が練られているので、短編でありながらも怖さをギュッと凝縮したような作品です。

6、『拝み屋怪談 花嫁の家』郷内 心瞳

戦慄の体験談である「花嫁の家」と「母様の家」の連作2編を収録した、怪談実話集となります。

拝み屋である、作者、郷内氏の元に訪れた相談者の話が、初めはバラバラのピースだったのですが、読み進めていくうちに一つの恐ろしい物語に収束していくのです。

何かに魅入られて、道から外れていく人間の恐ろしさ、そして何よりも怪異のおぞましさに慄いてしまいます。

ここがポイント

あまりにも怖すぎて、読んでいるうちに実話だという事も忘れるくらいの感覚に陥ってしまいます。

時間の違う話が交互に語られたり、無関係と思われた奇縁が収束する様は恐ろしく、評判通り本当に怖い作品です。

7、『怪談忌中録 煙仏』下駄 華緒

1万人の遺体を見送った元火葬屋であり、葬儀屋職員であった筆者の紡ぐ、あの世とこの世の怪異の話です。

なかなか聞くことのない、火葬場職員ならではの話がたくさんあり、他の人から聞いた怪異や、自分自身の身に起きた怪異など怖い話が綴られています。

炉の清掃作業中の事故の体験談が本当に怖く、身の毛がよだってしまいます。

ここがポイント

一切脚色を加えていないリアルな体験談なので、余計にゾクッとさせられてしまうのです。

現場で見聞きした、生々しい恐怖の数々に震えてしまう作品です。

8、『忌み地 惨 怪談社奇聞録』福澤 徹三

実際に足を使って聞き込みによって、得た怪談話なので、変な誇張や尾を引く表現がなく、それ故、不気味さが際立つ話が綴られています。

ここがポイント

また、全ての話があまり、いままで聞いたことのない話であり、新鮮な恐怖を味わう事ができます。

調査する中での人との交流や、情景の描写も豊かであり、怪談以外の話でも楽しむことができます。

その土地柄と因果関係を探るという、新感覚な怪談実話集として、まとめられている作品になります。

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まとめ

ご紹介させていただいた、怪談小説はお楽しみ頂けましたでしょうか。

そんなことあるはずがない、いや確かに見たんだ!見間違いではないのか。

誰にだってそんな経験があるのではないでしょうか。

この機会に是非、怪談の世界に足を踏み入れて、様々な恐怖を味わってみて下さい。

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