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平山夢明おすすめ作品10選をご紹介~その圧倒的筆力が魅力~

強烈さに圧倒される、平山夢明氏のおすすめ作品10選をご紹介させていただきます。

「異常快楽殺人」という作品で、作家デビューを果たし、ホラー小説を中心として執筆活動を続けています。

執筆に関して、「物語を作ることは野犬を捕まえるようなもの」と言っているように、理解を後回しにするような圧倒的な情報量が必要であり、読者に対してもそういう描写が必要だとのことです。

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平山夢明おすすめ作品10選をご紹介~その圧倒的筆力が魅力~

平山氏がいつも心掛けていることは、ありふれた話は書かないようにしていることと、読者が読む前と読んだ後で、心情が変化するような作品を書きたいとのことのようです。

要するに自分の作品を読んでくれた読者の方に、高揚感を与えたいとのことです。

そんな平山夢明氏のおすすめの作品を刊行順に10選ご紹介させていただきますので楽しんでください。

1、『異常快楽殺人』

7人のシリアルキラーの犯行の手口から、殺害後の行動まで生々しく描かれている話です。

どの殺人鬼も幼少期の性的虐待が爪痕となって、そこから異常な行動に、走ってしまっていたことがよく分かります。

ここがポイント

もしも彼らに、必要な教育や治療などを受けることができていたなら、彼らの破滅的な最後は避けられていたのかもしれません。

幼少期に虐待されていたことは、これほどまでに、人間を変えてしまうものなのかが、分かります。

2、『メルキオールの惨劇』

全身不随の老人の依頼で、自分の息子の首を切り落とすという凄惨な殺人を犯した母親のところへ行き、調査する男の話です。

ここがポイント

息子を殺した母親の真相に迫っていくうちに、残された天才兄弟の互いに裏をかく騙し合いの殺し合いに、巻き込まれていく展開になります。

無邪気で白痴なシーンや、涎が止まらなくなるような食事のシーンが、とても魅力的であり、かえって楽しさも覚えてしまいます。

救いのない話なのですが、救われたような読後感になってしまいます。

3、『独白するユニバーサル横メルカトル』

残酷な描写が多い8編を収めた短編集になります。

ここがポイント

全ての話が壮絶な世界観を持っていて、強く引き込まれてしまい、エグさより、アイデアとか文体の巧みさ、知的さの表現に惹かれてしまいます。

心理描写がうまく表現されているので、現実に起こっても何ら、不自然さも感じない感覚に陥ってしまいます。

何とも言えない余韻が残る、魅力的な作品集です。

4、『大江戸怪談草紙 井戸端婢子』

大江戸版の超怖い話であり、いつものように強烈な人間の狂気に、焦点をあてた話ではありません。

その代わりに狐や狸が人を化かす話があったりと、平山氏による江戸時代に流行った怪談風の物語が32編綴られています。

ここがポイント

因果応報的な内容が多く、残酷な末路の怖さよりも、もの悲しさや、やるせない行いに対する、仕打ちに納得感があります。

いつの時代でも、やっぱり怖いのは人間なのです。

5、『他人事』

理不尽な暴力がひたすら続く14編からなる短編集です。

時折、ミステリー要素の話があるものの、理不尽な暴力、弱者と強者等繰り広げられる、狂気と悪夢の世界に満ちた描写の一辺倒なのです。

ここがポイント

自分とは関係ないこと、まさに他人事として読まなければ、悲しさに押しつぶされそうになります。

それこそ他人の不幸は、蜜の味と思える作品です。

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6、『ミサイルマン』

SFやホラー等、バラエティ豊かな7編からなる短編集です。

鬼畜の所業が活字で表現されていますが、現実離れしすぎていて、イメージが追い付いていかなくなります。

ここがポイント

進んで悲劇を引き起こすパターンが大半ですが、大切なものを守るために、あえて巻き込まれていく話もあり、感慨に耽ってしまいます。

圧倒的なエネルギーを叩きつけられるような、作品群です。

7、『ダイナー』

プロの殺し屋が集う会員制の定食屋「ダイナー」で、強制的にウエイトレスをさせられてしまうことになった、ヒロインを主軸に展開していく話です。

ここがポイント

とにかくエグくてひたすらグロい表現の連続なのに、なぜか真直ぐに心を打つ物語が、繰り広げられていくのです。

終盤に進むにつれ、人間の心情をつぶさに描いていくような繊細なやり取りが出てきて、かなり引き込まれてしまいます。

なぜか無性に、ハンバーガーが食べたくなります。

8、『或るろくでなしの死』

「死」をテーマにした7編からなる短編集になります。

タイトルから察しられるように、さまざまなろくでなしの末路や挙句を描いています。

ここがポイント

悲惨、陰惨、酷薄等という言葉が浮かんでくるような本当に低俗で、卑猥卑小な人間の死に方であったり、ただそれが理不尽に描かれているだけなのに、なぜか惹きつけられてしまうのです。

不快になりますが、読まずにいられない強烈さに圧倒されます。

9、『暗くて静かでロックな娘』

全く救いがない話が詰まった、10編からなる短編集です。

人間のクズであることを忘れてしまうような人もいれば、救いようのないクズも出てきます。

ここがポイント

乱暴で悲惨で下品で、半分狂っているような作品が多いですが、大変読みやすくなっていて楽しめます。

ジャンクフードのような、味わいの作品です。

10、『デブを捨てに』

独特の世界観で描かれている4編からなる短編集になります。

何かしらの不幸を抱え、絶望と孤独に喘ぐ人たち。

ほんの僅かですが、人生の最後に光を見出す話なのです。

ここがポイント

イヤミスとも異なる何ともシュールな読後感があり、人間臭さが漂ってくるのです。

相変わらずの、劇薬のような作品に恐れ入ります。

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まとめ

平山夢明氏の劇薬のような作品のご紹介は、お楽しみ頂けましたでしょうか。

かなり強烈な表現もあり、初めて作品を読む方にとっては少しダメ、いや、かなりきついと思います。

しかしそれがまたクセになって手を伸ばしてしまうのです。

読んでいない作品がありましたら、この機会に是非読んでみて下さい。

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